4月は、新年度の始まりです。

新社会人のあなたにも、職場で歓迎会が催されることでしょう。

さて、先日、妻からこんな質問をされました。

歓迎会のお礼を、お偉いさんを含めてメールで一斉送信するのってあり?

私は、反射的にこのように答えました。

は~、歓迎会のお礼をメールって、しかも一斉送信はなしだろ!

妻の勤務先で、昼休みに歓迎会の話題となったそうです。

その時に、昨年入社した方の友人(別会社ですが)、この「歓迎会お礼メール一斉送信事件」をやらかしたそうです。

メールを送った本人は、お礼の気持ちを表したかったし、若干「私って良く気が付く!」と周囲に思われたかったとのことでした。

この話題の時、社会人ベテランの方々は、「メールでのお礼は失礼なのでは!」との意見が多かったそうです。

一方、社会人ルーキーの方々は、一斉送信は論外としても、「メールでのお礼はありでは!」との意見が多かったそうです。

まあ、意見が割れたので妻は私にも、この歓迎会お礼メールの件を質問したようです。

私も、一応、社会人ベテランなので、歓迎会のお礼であれば、直接口頭で伝えるのが常識だと思っていました。

それに、歓迎会において、自己紹介や決意表明に加えて、お礼も述べていると思います。

口頭でのお礼はともかく、メールでのお礼はくどいとも思います。

この歓迎会お礼メールについて、世代間ギャップがあるようだし、調べてみることにしました。

なお、以下の結果は、私の調べた範囲での結論なので、まあ、参考程度として下さい。

kanngei

1.結論

(1)メールでのお礼はなし(6割)

やっぱり、メールでのお礼は失礼であり、直接口頭が良いとの意見が多かったと思います。

(2)メールでのお礼はあり(4割)

しかし、メールでのお礼もありとする意見も、私にとってですが、意外な程ありました。

正直、ビックリしています。

なし・ありの比率が8対2だったら、メールでのお礼は原則「なし」、例外「あり」として調査は終了するところでした。

しかし、6対4の比率では、「あり」も例外とも言えない状況です。

まあ、せっかくですので、「メールでのお礼あり」の場合について記載することにします。

スポンサーリンク


2.メールでのお礼ありの場合

(1)ありの状況

① 会社の風習や雰囲気
お礼メールを当たり前とする風習や雰囲気の会社であれば、良いと思います。

まあ、若い世代が多い会社、IT関連のベンチャー企業ならありかもしれません。

この風習や雰囲気は、就職当初は判り難いと思います。
教育係や幹事の方に事前に確認しておくことをお勧めします。

② 物理的・距離的に離れている
遠くの支店など、物理的・距離的に離れた部署から参加された方には、まずはメールでお礼を述べるのも良いと思います。

まあ、直接お礼を述べる機会がなかなか来ないかもしれませんしね。

③ お礼を述べる人数が多い
お礼を述べる人数が極端に多い場合には、先にメールでお礼を述べるのもありと思います。

そして、折をみて直接口頭でお礼を述べていけば、ベターかなと思います。

ただ、席が近くて直接お礼が言える方には、先に口頭ですることが良いと思います。

(2)文面

メールの文面構成としては、以下のような感じが良いと思います。

① 通常挨拶
おはようございます」など。

② 所属や氏名の表明

③ 歓迎会への感謝の言葉

④ 決意表明
例えば、「早く仕事を覚えられるよう努力する」など。

⑤ 歓迎会で気付いた事
例えば、お偉いさんの「お言葉」に対する感想など。

⑥ シメの挨拶
今後とも、宜しくお願い申し上げます」など。

(3)注意点

① メール送信は休憩時間など業務時間外
個人的な事なので、翌日の就業開始前や昼休みが良いです。

② 一斉送信や同一内容は避ける
役職や階級などである程度グループ分けし、内容も若干変えての送信が良いと思います。

③ 誤送信や個人用アドレスへの送信はNG
基本的なことですし、言うまでもありません。

スポンサーリンク


3.まとめ

歓迎会のお礼をメールで」との考えは、調べた範囲では、徐々に浸透しつつあるようです。

まあ、これだけネットが発展すれば、致し方ないのかもしれません。

ただ、中年世代の私にとっては、お礼はやっぱり直接口頭が基本だと感じてしまいます。

歓迎会のお礼メールを送る「お偉いさん」は、中年以降の世代が多いと思います。

ですので、私のような考えを持つ方も多いと思います。

ただ、この辺の感覚は、会社の風習や雰囲気でだいぶ異なるようです。

新人の方は、口頭でのお礼を基本とし、メールを送る場合でも、くれぐれも教育係の先輩や幹事の方に善し悪しを確認することをお勧めします。

せっかくの気遣いを無駄にしないためにも!

ここで一句、
歓迎の お礼はやはり 口頭で

では、また。