我が夫婦の共通の趣味は海外ドラマ、特に、アメリカドラマの鑑賞です。

アメリカドラマは、設定、ストーリー展開における随所のひねり、ディテールの作り込みが素晴らしく、どちらかと言えば愛国者を自覚する我々夫婦にとっても、その面白さを認めざるを得ません。

この共通の趣味は、単なる趣味と言うだけでなく、我々にとっては夫婦円満の重要なツールでもあります。

なぜなら、例え夫婦喧嘩をしても1番組、多くても2番組を二人で観れば、仲直りできてしまうからです。

しかし、そんなアメリカドラマですが、1つだけ大きな不満があります。

それは、突然に打ち切りになってしまうことです。

たいていのアメリカドラマは、シーズン最終話において、次シーズンの視聴に繋げるための布石を打ちます。

例えば、主人公の恋人や他の重要人物が撃たれるシーンの後に暗転してエンディング、などです。

これは、是非とも次シーズンを見なければと思っていると、画面にある“お知らせ”の文字が浮かびあります。

そう、“番組○○は、シーズン△で終了となります。ご視聴ありがとうございました。”です。

このお知らせを見た率直な心境はこんな感じです。

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まあ、ここまでになるのは、よっぽど酷い時ですがw

でも、だいたいは「は~、マジかよ!こんなんで終わりかよ!ひどいよ~!」と、画面に向かって思わず文句を言ってしまいます。

我々夫婦のアメリカドラマ鑑賞歴はかれこれ17年ほどになりますが、このような経験は実は結構あるのです。

今回は、我々夫婦がそろって視聴した番組に限定しますが、突然の打ち切り唖然とした、ガッカリした、など、その時の心境を基に分類しつつ紹介します。

この分類自体は、我々夫婦の一種の備忘録でもありますが、あなたがアメリカドラマ好きならば、きっと共感頂ける点もあるかと思います。

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1.打ち切りに唖然とした番組

(1)ゴールデン・ボーイ NYPDルーキー捜査官

新人熱血刑事のウォルターが、歴代最年少のNY市警部本部長まで異例とも言えるスピードで出世する経緯を描くクライム系のドラマです。

この番組は、本部長となったウォルターが記者や部下の質問に答える時、過去の事件解決や行動について振り返るフラッシュバック形式で展開する斬新な手法が特徴でした。

そして、シーズン1の最終話、まだ本部長まで登り詰めるには道半ばのウォルターが、恋人の女性ジャーナリストとレストランで食事をしています。

すると、彼女の元夫でウォルターとも因縁がある副市長がテーブルの傍にやって来ます。

何らかのやり取りの後、副市長は銃を取り出し、なんと元妻へ向けて構えます。

これを阻止しようと、副市長の腕に向かってウォルターが横から手を伸ばした後に画面が暗転し、複数の銃声が響くシーンで終了でした。

ものすごく、次シーズンが気になる展開でした。

ただ、この番組は、年末先行一挙放送を録画して観たので、あの“お知らせ”が表示されることはありませんでした。

当然に次シーズンがあると思い、放送予定などネットを調べたところ、なんと、1シーズンで打ち切りだったことが判りました。

この時は、あまりのショックに唖然とすると共に、思わず以下のようにツイートしてしまいました。

このツイートには、共感頂けたフォロワーさんから結構なリブを頂けました。

そして、先行一挙放送の番組は、打ち切りの確率が高いと言う教訓を得ました。

(2)クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル

あの人気番組“クリミナル・マインド FBI行動分析課”のスピンオフ番組です。

概要としては、犯罪捜査の一流プロファイラーを複数集めたFBI長官直属の非正規チーム(レッドセル)の活躍を描くクライム系のドラマです。

また、本家クリミナル・マインドの行動分析課(BAU)チームと異なり、凶悪なシリアルキラーを型に囚われない斬新な捜査スタイルを駆使して追い詰めることも特徴でした。

シーズン1の最終話において、主人公サムを補佐する副リーダー的存在のべスがある快楽殺人者に拘束されます。

その殺人者は、タイムリミットを設定した上で、ベスの命と引き換えにサムに殺人を強要します。

そして、タイムリミットが訪れて銃声が鳴り、画面が暗転してエンディングへとなる展開でした。

これは、次シーズンが気になると妻と話し合っていると、あの“打ち切り”の文字が画面に浮かび上がったのです。

この時も、もちろん唖然としてしまいましたね!

やっぱり、以下のようなツイートしてしまいました。



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2.打ち切りにガッカリした番組

(1)レボリューション

この番組は、近未来のアメリカにおいて、大気中に放出された無数のナノマシンによって全電源喪失(ブラックアウト)が発生し、その後の人々のサバイバルを描くアクション系のドラマです。

一応、シーズン2まで放送されました。

そして、シーズン2の最終話では、ブラックアウトの原因だったナノマシンの集合体が固有の意思を持つことが判明し、彼らがある田舎街に電力を供給して商店や酒場にネオンを戻し、何かを始めることを予感させるシーンで終了となるのです。

こんな終わり方すれば、当然、シーズン3があると思うのが人情です。

きっと、色々な謎が明らかになるのだろうと考えていたら、画面には打ち切りのお知らせです。

唖然とはしなかったものの、結構、ガッカリしました。

この時も、思わず不満をツイートしてしまいました。

(2)シークレット・サークル

この番組は、魔女の家系の末裔である6人の高校生の男女が、小さな港町でサークルを結成し、これによって強い魔力を得ると共に、彼らの親達の一部を失った過去の火災事件の真相を探るオカルト系のドラマです。

シーズン1の最終話では、主人公のキャッシーを中心とするサークルメンバーが、実の父親ジョンの恐ろしい企みを協力してなんとか打ち砕きます。

しかし、その代償としてサークルは崩壊の危機に直面することになるのです。

そして、時を同じくしてキャッシーの兄弟達が港町に集結してくる気配を醸し出すシーンで終了となります。

この兄弟達は、他の地でサークルを結成させたジョンによって育てられていたのです。

これは、次シーズンも面白そうだと期待していたら、なんと打ち切りでした。

唖然とはしなかったものの、やっぱり、ガッカリしました。

なお、このドラマには原作本があるらしいのですが、だいぶ興味が失せてしまったので、さすがに原作本までは読みませんでした。

(3)その他

内容の詳細は省きますが、以下リストの番組もシーズン1で打ち切られたものです。

その度にガッカリさせられたと言うか残念な気持ちにさせられ、なんだか時間を無駄にしたような気さえしました。

・フラッシュフォワード
・THE EVENT / イベント
・ザ・ファインダー / 千里眼を持つ男
・Almost Human / オールモスト・ヒューマン
・バトル・クリーク 格差警察署

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3.シーズン途中の打ち切りにより、尻すぼみ感を覚えた番組

(1)ダーク・エンジェル

この番組は、ある施設で遺伝子操作によって特殊能力を持った人間(ジェネティック)として生み出されたマックスが、施設から脱走して成長した後、恋人のローガンと協力して悪と戦いつつ仲間の捜索と世界の変革を目指すアクション系のドラマです。

そして、シーズン2の最終話では“ジェネティックの独立国”を作ることを暗示して終了します。

正直、最終話の展開があまりにも謎が多すぎて、観終わった後もしばらくは“???”でした。

ただし、この番組は後に小説が出版されてストーリーとしては完結しているようです。

妻はわざわざ小説を購入して読んだようですが、興味を失った私は彼女から一応の概要を聞いて満足してしまいました。

(2)ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言

このドラマは、一流の脳神経外科医だったミーガン・ハントが手術中に患者を死なせたことで外科医を辞め、検視官となって死体を詳細に分析して事件解決に導くクライム系のドラマです。

シーズン3の最終話では、ミーガンが父親の自殺の謎、実は他殺だったことを解き明かし、過去のトラウマから解放されて一応のフィナーレを迎えます。

しかし、そのストーリー展開は、それまでの緻密さと比べると、いかにも付け焼刃で作ったとの印象は拭えないものでした。

ただ、主人公ミーガンを演じるダナ・デラニーは放送当時50代半ばでしたが、とてもそうとは思えない若々しさやスタイルに十分に魅了されたので、この点は高評価ですw

(3)CSIマイアミ

この番組は、フロリダ州マイアミを舞台として、最新科学を駆使した鑑識捜査を用いつつ、マイアミ特有の凶悪犯罪を解決するマイアミデイド警察のCSI(科学捜査班)の活躍を描いたクライム系のドラマです。

なんと、シーズン10まで放送されたヒットシリーズでした。

また、主人公のホレイショ・ケイン役の声優、石塚運昇さんのセリフ回しが秀逸で、本人よりも良いのではと思える程でした。

これ以降は、私の吹き替えに対する評価ががぜん高まり、アメリカドラマの最新作は吹き替えで観るようになったほどです。

しかし、シーズン10の最終話では、こじつけ感が半端ないような展開で事件を解決し、その後にバーに集合したCSIチーム(カリーを除く)の乾杯シーンで終了してしまいました。

ものすごく腑に落ちない感情に支配されてしまいました。

これだけ長く続いた番組だったので、せめて相応しいフィナーレを用意して欲しかったものです。

(4)トゥルー・コーリング

この番組は、大学卒業後に死体安置所で働くことになったトゥルーという女性が、死者の助けの声を聞くと過去に戻ってしまい、そこから24時間以内に死者を助けるために行動するオカルト系のドラマです。

トゥルーは、言わば、本来ならば死す者の運命を変えていたのですが、それを阻止すべくトゥルーと同じ能力を持ったジャックと言う男性が登場します。

このジャックは、実はトゥルーの父親と関係があったり、その父親はトゥルーと同じように運命を変えていたトゥルーの母親の死にも責任があったりと謎が深まります。

それで、今後どうなるのかと思っていたら、シーズン2の最終話において、みんなで仲良くクリスマスパーティーをして終了してしまいました。

画面に向かって、思わず「なんだそりゃ~!」と叫んでしまいました。

ただ、この番組ではトゥルーの恋人ルークマット・ボマーが演じており、その繋がりで彼が主人公の“ホワイトカラー”を観ることになりました。

このホワイトカラーは、シーズン6まで続くヒット作となります。

そして、最終話もスッキリとフィナーレを迎えるため、十分に楽しめました。

この点は評価しておきますw


4.最後に

このようなアメリカドラマの打ち切り姿勢は、容赦がないと言うか、シビアと言うか、この点は徹底しています。

なぜだと思う以上に、見事だと感心してしまうほどです。

番組打ち切りを判断する理由としては、大きく4つ程あると聞きます。

それは、放送局の経営上の都合予算と視聴率のバランスキャストの降板放送スケジュールの問題です。

その一方で、視聴者への配慮というものが一切ないのが、アメリカらしいと言えばアメリカらしいです。

自分を含めた日本人的な感覚としては、やっぱり馴染めないのが正直なところです。

しかし、諸々の事情を含めた費用対効果を見極めて潔い(または冷酷な)決断を下すからこそ、キャストも製作陣も常に緊張して全力を尽くし、その結果、我々を唸らす高品質なドラマが供給できるのかもしれません。

このような徹底したシビアな感覚を我国が持てなかった点が、先の戦いでアメリカに勝てなかった要因の一つなのではと考えてしまいます。

ところで、この記事を書くために“アメリカドラマの打ち切り”について調べていたところ、残念な事実を知ってしまいました。

それは、なんと“FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿”がシーズン1で打ち切られると言うではありませんか!

この番組は、今現在(2016年1月中旬)において、AXN(CSスカパー)で絶賛放送中です。

ここ最近において、“THE BLACKLIST / ブラックリスト”、“エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY”と共に、すごく気に入っていたドラマでした。

内容の秀逸さからも、きっと複数シーズンになるのではと期待していたのですが・・・

ハ~~」と思わずため息が出る程に残念ですが、仕方ありません。

生暖かい気持ちをもって最終話まで観ることにします。

ここで一句、
アメドラの 急な打ち切り 唖然とす

では、また。