人気アメリカドラマのスーパーナチュラル、現在、スカパーのスーパードラマTVにて、シーズン8が放送中です。
このスーパーナチュラルは我が夫婦のお気に入りのドラマの一つです。
そして、私がアメリカドラマにハマるきっかけとなったドラマの一つでもあります。
シーズン1から継続して観ているため、思い出みたいなものがあります。
ですが、このブログをご訪問下さったあなたの目的は、あらすじや感想だと思います。
私の思いなどは後回しにし、まずは、第1話のあらすじと感想です。
内容は、もろネタバレしていますので、ご注意ください。
なお、あらすじ内の緑文字は、私のちょっとした感想です。
1.シーズン8第1話「煉獄からの脱出」のあらすじ
場面は、ディーンが煉獄に飛ばされてから1年後、メーン州の100マイル自然公園。
時は真夜中、若いカップルが森の中のテントで熟睡していた。
すると、まばゆい光と共に、血まみれのディーンが現れる。
ディーンはカップルから幹線道路までの方向を聞きだし、荷物を奪って去っていく。
ちゃっかり、荷物を盗って行くところが抜け目無いディーンだ。
場面は4日後、ルイジアナ州のクレイトンに変わる。
ヒッチハイクしたピックアップから降り、ひたすら歩くディーン。
しかし、やたらと左腕を気にしている。
夜になってある場所に着くと、おもむろに穴を掘り出す。
穴の底には、人骨らしきものがある。
ディーンは呪文を唱えつつ、左腕にナイフを当てて切り裂くと、中から光り輝く血が骨に滴り落ちる。
すると、ディーンの背後にバンパイアの男が現れた。
彼はベニー、ディーンと軽口を言い合いながら握手し、ハグするのだった。
場面は変わり、真夜中のテキサス州のカーミット。
サムは、ある女性と犬の元から去っていく。
修理したインパラを運転するサムは、モンタナ州のホワイトフィッシュの山小屋に到着する。
山小屋の中には、ディーンがいた。
ディーンはサムに聖水と漂白剤を掛け、ナイフで腕に傷をつけた。
その行為は、悪魔、リバイアサン、シェイプシフターでないことを確認するためだ。
そして、ディーンは自らにも同様の行為をし、ディーンであることをサムに証明した。
そして、ディーンとサムはハグをするのだった。
サムは、ディーンに煉獄の事や一緒に飛ばされたキャスのことを訪ねる。
ディーンは、キャスが戻れなかった事だけを告げる。
一方、ディーンもサムにこの1年の行動を確認する。
ディーンの質問に歯切れが悪いサム。
実は、サムは“狩り”を止めていたのだった。
しかも、ディーンを探すこともしていなかった。
サムのこの1年の行動には納得いかないディーンだった。
そして、煉獄での経験によって「昔とは変わった!」とサムに宣言するのだった。
ふて腐れたディーンは食事も取らずに携帯をチェックしていた。
すると、サムが預言者のケビンからの連絡をずっと無視していたことが判明する。
ディーンとサムは、ケビンに対して責任があるため、彼を探すことにした。
そして、電話の音声からミシガン州のセンタービルにいると予測する。
ケビンの高校時代の彼女が、そこにある大学に通っていることも大きな理由だ。
早速、二人はインパラでミシガン州に向う。
ディーンはインパラ内に犬の匂いがあることが気に入らない。
道すがらの休憩中、ディーンは煉獄での戦いを思い出していた。
戦っている相手はバンパイアだ。
追い詰めたあるバンパイアに天使の行方を聞くが、いい情報は得られない。
仕方なく始末するが、その直後にもう1人のバンパイアに襲われる。
このピンチの時に、何故かベニーに助けられる。
煉獄の回想は終わり、モーテルに場面が変わる。
この煉獄という所は、霧の佇む深い森の中と言った感じだ。
煉獄という言葉から、自分なら聖闘士星矢の瞑王ハーデスの居城までの道のりのような暗黒荒野をイメージしてしまう。
でも、スパナチュを見ると、この深い森が煉獄だと思えてしまう。
相変わらず、演出がうまい。
それに、煉獄の怪物どもは何故、人間のような姿なのだろうか?
地上なら“器としての人間”を必要とするが、煉獄なら必要ない気がする。
と、突っ込みを入れてみる。
でも、戦っている相手がバンパイアだから元々人間の姿ということで良いのか?
サムはミシガン州に向う途中のモーテルで、狩りを止めていた理由をディーンに説明する。
それは、テキサスで知り合った女性、アメリアと犬と普通の生活をしていたからだった。
一方のディーンは煉獄での戦いを、「純粋でいられた!」とサムに説明する。
ディーンは煉獄での出来事をまた回想していた。
それは、ベニーから煉獄の脱出法の提案を聞いている場面だった。
彼が言うには、煉獄は人間なら脱出できるとのことだった。
そして、出口に案内するので自分の魂も相乗りし、一緒に脱出させてくれというものだった。
魂の相乗りに対し、ディーンの言い放った「ソウルトレイン」が言い得て妙だ。
しかし、ディーンはまずは天使を探す、そして自分に従えとベニーに告げるのだった。
回想は終わり、ケビンの彼女のチャニングが在学中の大学に到着する。
そして、彼女にケビンの行方を尋ねるディーンとサム。
ケビンの彼女、アジア系だが正直残念なルックスだ。
アメリカ人、特に白人からしたら、あれが可愛いのか?
東洋の神秘とでも言うものか?
彼女が言うには、ケビンとは付き合っていないし、行方も知らないとのことだった。
サムとディーンが去り、ルームメイトと二人っきりなったチャニングだが、いきなり豹変する。
そして、ルームメイトの喉を切り裂き、溢れる血を杯に注ぐ。
そう、彼女は悪魔に取り憑かれ“器”にされていたのだ。
杯に注がれた血を介して誰かに報告をしていた。
おそらく相手は、クラウリーだろう。
内容は、預言者はまだ現れていないこと、ディーンが煉獄から戻りサムと兄弟揃って現れたことだった。
この杯に盛った血で連絡する方法は、人を1人殺してしまう点で、ちょっと面倒だ。
悪魔なら能力的にもっとイージーな方法があると思うのだが。
サムがカフェでPCを使い調査をしていると、犬を連れた女性が近くを通りかかる。
犬を見たサムは、インパラで轢いてしまった犬を動物病院に担ぎ込んだことを思い出していた。
一方のディーンは、席に着き1年ぶりのハンバーガーを頬張っている。
ディーンのこの悪食ぶり、見ていて心地良い。
サムはケビンのネット接続の痕跡から彼がアイオワ州にいる事を突き止める。
二人はアイオワ州に着き、そこでの聞き込みにより知った教会の中に入っていく。
すると、教会の中に隠れていたケビンが、水鉄砲で洗浄剤をいきなり浴びせてくる。
リバイアサンか確認するためだった。
早速、サムはケビンがクラウリーの元からどうやって逃げ出したのか訪ねる。
ゆっくりと話し出すケビン。
ケビンは、ある倉庫で悪魔の石板の翻訳をクラウリーから命じられていた。
その石板には悪魔の全てが記載されていた。
そして、ウィスコンシン州に地獄の扉があり、開ける詳しい方法が記載されていた。
早速、クラウリーは地獄の扉を開けるためにウィスコンシン州に向う。
その一方、ケビンは扉を開ける準備にかこつけて監視の悪魔を倒し、逃げ出したのだった。
そして、ケビンは悪魔の石板をどこかに保管したのだった。
また、ケビンによると、石板には地獄の扉を永遠に閉ざす方法も記載されていた。
ディーンは悪魔を葬り去る絶好の機会と捉える。
しかし、サムはケビンを元の生活に戻せないかと考える。
取り敢えず、サムはケビンからの連絡を無視したことを謝罪する。
一方のケビンは、自分が預言者であることが受け入れられないと告白した。
サムは、地獄の扉を閉ざして悪魔を封じ込め、元の生活に戻ろうと説得する。
ケビンは少し考えたいと、教会の別の部屋に向う。
それを見送ったサムは、犬の怪我を処置した後の獣医のアメリアとの出会いを思い出していた。
その後、いきなり教会が激しく揺れ出す。
二人の悪魔達が教会に押し入ってくる。
早速、ディーンとサムは悪魔を退治する。
いつも、思うのだが、ディーンとサムはともかく、何故、悪魔は素手で戦いを仕掛けてくるのだろうか^^
すると、クラウリーがチャニングを伴い現れる。
クラウリーはディーンが変わったことを敏感に感じ取るのだった。
そして、チャニングを人質としてケビンに戻ってくるよう強要する。
ケビンはクラウリーに付いていく事を承諾し、準備のために別の部屋に向う。
遅いケビンを催促するため、クラウリーとチャニングはケビンの入った部屋に入る。
しかし、入り口で二人はケビンの仕掛けた大量の聖水を浴びる。
その隙を突いて、3人はインパラで逃走する。
しかし、クラウリーはその報復として器となったチャニングを殺すのだった。
しかも、逃走するインパラの後部座席のケビンに見せつけるように。
場面は変わり、ガソリンスタンドに到着するインパラ。
ディーンは、チャニングを殺され落ち込むケビンに早く立ち直れ、そして、役目を果せと励ます。
そのちょっと前には、ディーンの元に電話が掛かってきていた。
間違い電話だと切るが、トイレに行くふりをして電話をするディーン。
相手はベニーだ。
互いの様子を心配しあう二人だった。
ディーンとベニーの間には絆のようなものが、出来上がっているようだ。
ここで、第1話の終了です。
2.総合的な感想
今回のメインストーリーは、シーズン7のラストで煉獄に吹っ飛ばされたディーンが、地上に戻って来るシーンから始まります。
まあ、死んだり地獄に囚われたりした兄弟の一方が、まずは現世や地上に戻ってことはお約束です。
これを如何に納得のいくストーリー展開とするかが、製作側の腕の見せ所ですね。
今シーズンは今までとは異なり、なんとお連れ様がいるではありませんか。
しかも、ディーンが問答無用で狩りの対象とするバンパイアです。
初っ端から謎めいた展開です。
そう言えば、一緒に飛ばされてディーンの元からトンズラこいたキャスはどうしたのでしょうか?
一方で、サムはディーンがいない1年間をアメリアと自分が轢いた犬と暮らしていました。
しかも、ディーンを探すわけでもなく、狩りをする訳でもなく、おまけにクラウリーの元から逃げ出したケビンからの連絡も無視する始末です。
同じように、ディーンにもサムが地獄に落ちた間、女性と暮らしていたことがありましたが、やっぱり兄貴らしくサムの事を気に掛けていた様子が伺えました。
でも、サムは口煩いディーン、言葉を換えれば“鬼の居ぬ間”に憧れだった“普通の暮らし”を楽しんでいたのかもしれませんね。
このためか、煉獄から戻り鬼のような気迫のディーンと、普通の暮らしで腑抜けたちゃらいサムが、対比されているようでとても印象的でした。
でも、サムがこんな身勝手な行動ができたのも、ボビーが死んでしまった影響が大きいのかもしれません。
個人的にはボビーは好きなキャラクターだったので、彼がいないのは残念です。
彼のポジションとなる新たなキャラクターに期待したいところです。
ところで、今シーズンは前シーズンの後半から登場した“石板”が鍵となりそうですね。
また、ケビンを諦めないであろうクラウリーの動きにも注目です。
ともかく、第2話以降も期待できそうです。
3.スーパーナチュラルの思い出
スーパーナチュラルは、私がアメリカドラマにハマる切っ掛けとなったドラマです。
このドラマが始まった当初は、妻の強い希望でスカパーに加入した頃でした。
この辺の経緯は、年末年始は夫婦で海外ドラマ三昧!ご覧下さい。
まずは、妻が見始めました。
私は、ドラマを見もしないのに、イケメン兄弟の出演する単なるミーハーなものだと思っていました。
もちろん、スーパーナチュラルを“超自然存在”と捉えることはしませんでした。
しかし、第2話か第3話目だったが覚えていませんが、冒頭の回想シーンで、サムの恋人のジェシカが天井に磔となり、さらに炎に包まれるシーンをたまたま目撃しました。
そのシーンに衝撃を受け、妻にドラマ趣旨を詳しく聞きました。
そして、録画していた第1話を観てすっかりハマってしまい、今に至ります。
特に、ディーン役の“ジェンセン・アクレス”の憂いがありながら、コミカルさ、優しさ、頼もしさ、の演技が素晴らしく、すっかり彼のファンになってしまいました。
ダークエンジェルに出演している頃は、単なるイケメン兄ちゃんだったのに^_^
だた、ドラマにひとつ苦言を申せば、対峙する相手が土着の魔物から悪魔、ルシファー、大天使、アルファ、リバイアサンと強大になり過ぎの印象があります。
シーズン全体のストーリー展開の合間にでも、当初の頃のような小物の魔物をチョコチョコ登場させて欲しいものです。
ところで、我家は通常、海外ドラマは字幕ではなく、吹き替えで見ます。
それは、字幕を追うよりキャラの表情等、画面全体の動きを注視したいからです。
でも、スーパーナチュラルのシーズン1・2の声優は、誰とは言いませんが酷いものでした。
あまりの酷さに、途中で字幕版に切り替えました。
しかし、シーズン3ではディーンが東地宏樹さんに、サムが内田夕夜さんに代わりました。
お二人の吹き替えぶりが見事で、シーズン3以降は吹替版で観ています。
他のドラマでは、字幕版で1シーズン観た場合には、キャラクターイメージが定着してしまうために、字幕版を継続して観続けています。
例えば、ナンバーズ、コールドケース、ボーンズ、キャッスルなどです。
これらは、字幕版から吹替版に切り替えようかと思いましたが、違和感が大きすぎて止めました。
でも、スーパーナチュラルに限っては、違和感なく切り替えが出来ました。
それは、最初の声優が酷過ぎた事と、東地宏樹さんと内田夕夜さんが見事すぎる事の相乗効果かと思います。
今では、他の番組で東地宏樹さんの声を聞くと、「お、ディーンだ!」と思ってしまう程です。
まあ、何れにしても、スーパーナチュラルは面白いので、今シーズンを含めシーズン9、10と観続けようと思っています。
では、また。