9月1日は、防災の日です。

この防災の日は、1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れないようにと制定されたものです。

しかし、最近の日本は、至る所で地震台風豪雨竜巻による被害が頻発しています。

つまり、あなたもいつ何時、災害の被災者になるか判らないと言うことです。

私は、東北地方南部に住んでいますので、東日本大震災では結構な物的被害に遭いました。

特に、家具や食器の破損など、半端ありませんでした。

妻は、高価な食器に限ってことごとく割れていたので、逆に笑っていました。

しかも、居住地域が津波被害の無い内陸だったものの、福島第1原発の100Km圏内でしたので、群馬の妻の実家に避難する事態に陥りました。

でも、最近はちょっと危機意識が薄れてきている気がします。

そこで、我家も一応防災グッズがありますが、いざという時に備え現居住地域に対応した防災グッズの中身を再検討することとしました。

まあ、今まで持っていた防災グッズの効能を確認する意味もあります。

もし、あなたが防災グッズを検討しているのなら、ご参考としてください。

bousai

1.一般的な防災グッズ

まずは、世間で言われている一般的な防災グッズです。

多くのサイトを検証し、私なりにまとめたチェック表を作成してみました。

いざという時の備えとしては十分だと思います。

良かったら、今後の防災グッズの中身の検討だけでなく、今までの中身の確認にもご利用ください。

グッズ
補足説明
チェック
リュック
非常持ち出し袋として、以下の各種防災グッズを入れても良い大きさや丈夫さが必要。両手が開くので必須。 
飲料水
1.5L程度。500Lボトルで小分けし容器は再利用。 
非常食
乾パン、カロリーメイト、ゼリー等の流動食など軽さが重要。 
飴、チョコレート
空腹を紛らわせ、疲労時の糖分補給に。 
緊急セット・常備薬
消毒薬・包帯・バンドエイドに加え、喘息や血圧の常備薬など。 
サランラップ
食器を汚さず、傷口の応急処置にも利用可。 
アルミ箔
調理や耐熱食器として利用可。 
充電器
情報得るためスマホ等の携帯電話は必須。電池式だけでなく手動発電式やソーラー発電式など有ると便利。 
ライト
予備電池を忘れずに。手動発電式タイプがベスト。 
防寒用具・雨具
カイロ、アルミーシート、レインコートで寒さ対策。 
タオル
防寒や包帯など複数用途に利用可。 
マスク
埃吸引防止、感染予防に。 
軍手
作業時の手の保護、防寒にも利用可。 
ウェットティッシュ
手拭きと除菌に利用可。 
ポリ袋
大・中・小の複数を用意。ダンボールやバケツに入れて簡易トイレに利用可。 
万能ナイフ・ライター
缶切、栓抜きなど炊事の際に利用可。 
現金
2~3万円程、連絡用の10円玉も別途用意。 
各種メモ・コピー
預金口座番号のメモ、保険証・運転免許証のコピー。本人確認に利用可。 
地図・コンパス
道路寸断時の迂回路確認、避難場所確認に利用可。 



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2.我家に対応する防災グッズの検討

(1)我家の状況

我家の立地状況は、東北地方の内陸部の地方都市で、その市街地内に位置するマンションです。

(2)想定される被災状況

このため、津波はもちろん、山も遠いために地滑りによる被災はありません。

ただし、ゲリラ豪雨は想定されます。

ですが、大きな河川も遠く7階居住ですので、床上浸水はまず想定されません。

また、竜巻の場合でもマンションは鉄筋コンクリートですので、倒壊のおそれはありません。

すると、やはり東日本大震災規模の地震による周辺の大規模ライフライン破壊、それによって市街地に居住できない状況が想定されます。

そして、忘れてならないのは、原発事故による放射能汚染であると思います。

(3)避難する場合

避難する場合は、大規模地震によるライフライン破壊、及び原発事故による放射能汚染が想定されます。

この場合、上表の一般的な防災グッズに加え、以下のグッズを準備したいと考えています。

① 衣料・下着・日用品
長期間の避難となるため、着替えは欠かせません。

また、歯ブラシ歯磨き粉石鹸洗剤も追加されると思います。

② ガソリン
東日本大震災規模の震度であれば、高速道路は封鎖されますが一般道は通行可能です。

したがって、ケースバイケースとなりますが、一応、自家用車での非難も選択肢に入れる必要があります。

原発事故を想定した場合、少なくとも200km程は事故中心地からは離れたいので、ガソリンはタンクに少なくとも20L以上確保しておきます。

ところで、東日本大震災時にはガソリンが極端に不足しました。

我家は、たまたま震災前日に給油したのでガソリンに余裕があり、自家用車での避難(約300km移動)が可能でした。

③ サバイバル本
大規模災害ですので、徒歩による長距離移動の避難も想定されます。

その場合、防災グッズだけでは対応不能となる場合も想定されます。

念のためにサバイバル本を追加しようかと思います。

本は軽いですし、何より少しでも気持ちが落ち着くと思うので。

(4)避難しない場合

災害規模によっては、避難の必要が無い場合も想定されます。

でも、やはりライフラインの復旧までは1週間程度を想定する必要がありそうです。

この場合、同様に一般的な防災グッズに加え、以下のグッズを準備したいと考えています。

① 水用タンク
やはり、飲料水やその他の生活用水の確保は重要です。

20L位の水用タンクを少なくとも1個、10L位の折り畳み用の水用タンクを3~4個ほど準備します。

② 缶詰、カップメン、レトルト食品等の非常食
これらを、夫婦で一週間程度食べる量を想定し、常に備蓄することとします。

③ カセットコンロ
カセットコンロは元々あるので、カセットガスを常に2~3本は備蓄することとします。

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3.最後に

我家の防災グッズは、以上の検討結果となりました。

早速、不足しているグッズを購入しようと思います。

あなたも、ご自分の居住地域に対応する防災グッズの準備をなされては如何かと思います。

ところで、地震、噴火、地滑りなど大規模災害が発生すると、時の政権トップの対応の粗探しをした上で、些細なことで政権批判をする野党や一部マスコミの勢力がいます。

このような批判は、批判のための批判であり、私の心証を甚だ悪くしています。

それは、災害発生や被害者を政局に利用しようとする点が透けて見えるからです。

それよりも、いち早く災害が収束するように政権側に協力すべきです。

ときおり、政権側が自重しているのに関わらず、野党側が現場視察と称して災害現場に行ったりします。

これは、何らの権原も無い野党側の人間が来ても邪魔な上に、現場が混乱します。

また、政権側であっても初動対応が済むまでは、現場介入は避けるべきだと思います。

政権トップがたいした専門知識も無く、初動において現場に介入すれば、却って現場を大混乱に陥れることは、あの福島第1原発の例を見れば明らかですから。

ここで一句、
災害の 規模考慮し 備えする

では、また。