中年世代は、世代的な宿命と言うか、星回りとでも言いましょうか、転勤や新居購入の機会が増えます。
このため、引越しをなされる方も多いのではないでしょうか。
この引越し作業は、不用品を整理したり業者を選定したりと、肉体的や精神的にも何かと面倒が伴います。
そんな訳で、引越し作業が終わると、気持ち的にも一段落つきますよね。
ですが、最後に引越しの挨拶まわりが必要です。
この挨拶まわり、実は隣近所の関係を円滑にするために重要です。
特に、災害時にご近所との連係が円滑であれば、何かと心強いと思います。
我家は東日本大震災の被災地でしたので、この点の重要性をまさに実感することができました。
では、引越しの挨拶まわりに喜ばれる粗品、気をつける点には、どのようなものがあるのでしょうか?
今後も引越しの機会がありそうなので、調べてみました。
1.喜ばれる粗品
(1)値段
500円~1000円程度の物
お返しの必要がない金額の商品を選ぶと良いとされています。
(2)喜ばれる物
① ファミリー向け
引越し先がファミリー向けマンションや一戸建てならば、以下の粗品が良いと思います。
② 単身向け
単身向けマンションやアパートならば、以下の粗品が良いと思います。
賃貸であれば、大家さんに地方の名産品をお渡しすると高ポイントです。
2.挨拶する範囲
(1)マンションなどの集合住宅
両隣と上下の世帯に挨拶すると良いと思います。
最近は、迷惑をかける機会が少ない上世帯を省略される方も多いようです。
余裕があれば、管理人さんにも一つお渡しすると良いです。
後々、何かと気を使って頂けるかもしれません。
我家の場合、マンションの管理人さんにも1つ粗品を差し上げました。
すると、引越し当初の細々なクレーム(お願い)の対応が迅速でした。
また、私がマンションの管理組合の理事長の時には、何事にも協力的で非常に助かった記憶があります。
(2)一戸建て
向こう三軒両隣は最低限、挨拶することをお勧めします。
また、町内会などの付き合いが盛んな地域では、自治会長や町内会長さんにも挨拶すると、良いと思います。
ゴミ回収や葬儀の場合などに町内会が深く関わってくる地域もあると思いますので、この点考慮すると良いと思います。
因みに、私の実家の場合ですが、引越しの際には町内会長さんに挨拶していたようです。
そのお陰か判りませんが、父母の葬儀にはその時々の町内会長さんが参列なされ、町内会からも結構な額の香典を頂きました。
3.挨拶のタイミング
引越しの翌日まで、出来れば当日が良いです。
特に、隣近所は引越し作業を見ている場合もあります。
このため、引越し業者が帰った直後であれば、ベストだと思います。
4.挨拶の言葉
挨拶の際は、「隣に引越してきた○○です。」と簡潔に述べると良いと思います。
訪問販売に間違われないためにも、用件はすぐに切り出しましょう。
5.気をつける点
(1)粗品には「のし」をつける
「のし」には、「粗品」と必ず自分の「名前」を書きましょう。
相手に名前を覚えてもらう必要があるからです。
(2)日持ちしない物は贈らない
日持ちしない物を渡した場合、気が利かないとして、逆に印象が悪くなります。
(3)身だしなみ
引越し作業に疲れていても、汚れた服は着替え、最低限のマナーは守りましょう。
(4)笑顔
ここ一番の笑顔で挨拶しましょう。
相手には、最初の印象が一生残りますので、ここは気合を入れましょう。
(5)挨拶の再訪問
留守の場合、再訪問は2~3度でとどめましょう。
挨拶されることが苦手な方もいると思います。
留守の場合は、簡単な挨拶状やメモを郵便ポストなどに入れておく方法をお勧めします。
文例としては、
ご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします。」
が良いと思います。
6.最後に
以上が、私の調べた「引越しの挨拶まわり」に関する内容です。
引越しの際、ご参考として頂ければ、幸いです。
ところで、この記事は、引越し後のご近所に対しての「挨拶まわり」をまとめたものです。
一方、以下の記事では引越し後の「知人への連絡」について、注意点も含めてまとめてみました。
良かったら、ついでにも読んで頂ければと思います。
ここで一句、
引越し後 挨拶いくの 必須かな
では、また。
追記
もし、あなたが未だに引越し業者が決まっていない、または、引越し費用をより節約したいと考えているのであれば、以下のサイトで一括見積もりをしてみるのも良いかもしれません。
ただし、引越し業者によっては非常識な時間に電話などでアポをとろうとしてくる場合もあります。
このような電話やメール対応などで質を見極め、相見積もりをとる相手を3社ぐらいに絞れば良いと思います。
そして、絞った業者には実際に来てもらって見積もりをだしてもらった方が良いと思います。
その時、相見積もりをしているとハッキリと告げましょう。
私の場合、大手、準大手、地元密着の3タイプの業者から相見積もりをとり、費用やサービス(段ボール無料など)を比較して業者を選定していました。
お蔭で、費用も圧縮できた上、大きなトラブルも無く引越しができたと思います。
ただ、私が最後に引越しした12年前には、このような一括見積もりが可能なサイトは無かったと記憶しています。
そのため、タウンページで調べた業者にこちらから一々電話連絡した上で、アポとって見積もりをだしてもらっていました。
最初の取っ掛かりがとても面倒でしたが、今やパソコンはもちろんのことスマホでも可能なんですね。
使えるツールは上手く利用したいものです。