前回のストーリーでは、 “フクストイフェルヴィルト”なるオタクなヴェッセンが登場しました。
このヴェッセン、はるか昔からゲームを楽しみ、オタク気質にあるような思い込みが激しい輩でした。
このため、ニック達に追い詰められるとあっさりと自爆してしまいました。
その一方、同様にオタクなウー巡査が大活躍する対比がストーリー全体に散りばめられており、オタクへの悪印象を打ち消す働きも有ったのかと思います。
では、早速、GRIMM/グリム・シーズン2の第17話のあらすじに突入します。
なお、あらすじ内の緑文字は自分のちょっとした感想です。
1.シーズン2第17話「一人の怒れるフクスバウ」のあらすじ
時は6ヶ月前、私的警備員らしきスーツを着た黒人の大男が、豪奢な屋敷の前を巡回している。
すると、屋敷の中から何かが割れる大きな音が鳴り、大男は振り返る。
屋敷の中では、「一体どういうつもりだ!」と、大声を上げながら夫らしき白人中年男性が、豪奢な金色のドレスを着込んだヒスパニック系の妻を追いかけている。
妻は「お願い、乱暴しないで!」と必死に懇願しつつ、階段を2階へと逃げて行く。
夫の方は、「黒いドレスを着ろと言っておいたはずだぞ!」をドスの聞いた声と共に、妻の後を追いかけている。
どのドレスを着るのかでこの怒り様、どうやら、典型的なDV夫のようだ。
色々と言い訳をする妻だったが、バルコニーに追い詰められる。
その際に、些細な抵抗で夫のタキシードのワイシャツのボタンを飛ばしてしまう。
これに激怒した夫は、ローウェンにヴォーガして妻の肩を掴む。
その様子に怯えた妻は、マウズハーツにヴォーガしてしまう。
おや、種族が違うけど夫婦なのかな?
次の瞬間、夫は妻を抱え上げるや否やバルコニーから階下に放り投げてしまう。
妻は庭の岩に頭を打ち付けられる。
夫がバルコニーから部屋に戻ると、視線の先には驚愕の顔を浮かべる初老の家政婦が立っていた。
一方、妻の方には、警備員の大男が駆け付けて911に通報していた。
時は、現在に戻る。
モンロー家では、ニックがモンローにジュリエットをトレーラーに連れて行って欲しいとお願いしていた。
モンローは、そのお願いを渋々ながら引き受けるのであった。
場面は、裁判所の法廷となる。
法廷では、女性検事がDV夫であるドナルト・ニダリアを妻のキャサリン殺しの被告として、その有罪性を陪審員に説明していた。
この女性検事は、シーズン2の第11話の「再捜査」に出演していたな。
次に、被告の弁護人ケロッグが冒頭陳述を始める。
ケロッグは頭髪が後退し始めた冴えない風貌の白人中年男性だった。
しかし、彼の陳述ぶりは巧みであり、キャサリンが精神の病で自殺したストーリーを仕立てあげていた。
彼が、陪審員に身振り手振りで話かけると、その身体から黄色い粒子が発散し、その粒子は陪審員の鼻から吸い込まれていた。
陪審員の1人にはロザリーがいた。
場面は、ジュリエットが自宅でモンローからの電話に出るシーンに変わる。
モンローはジュリエットを例のトレーラーへ連れて行くと申し出る。
ジュリエットはその申し出を快諾し、家の前まで来ていたモンローと早速トレーラーに向かうのであった。
タイトルバックと共に、モンローのビートルがトレーラーの傍らに停車するシーンに変わる。
ビートルから降りたジュリエットは、このトレーラーに来たこと、その時にどしゃ降りだったことは覚えていたが、ニックの存在は覚えていなかった。
モンローはトレーラーの中にジュリエットを案内する。
ジュリエットは、モンローとトレーラーの持ち主であったマリー伯母さんのことを話していると、机に座り古い資料を調べるニックの幻影を思い出す。
ジュリエットは、奇妙なスケッチが描かれた資料(本)を読み始め、次に、武器庫を開けて中を見て驚く。
興味津々にマリーの事を聞くジュリエットに対し、モンローは彼女が民族的な伝承を好み、その上に武器のコレクターでもあったと説明する。
その説明には、だいぶ無理があるぞ、モンローよ。
ジュリエットは、マリーがどうしてこのような物をトレーラーに確保していのか不思議に思い、さらに、色々な物を漁りだす。
すると、ジュリエットは、突然にニックの幻影が見え始める。
ニックの幻影は、トレーラーに連れてこられた晩の話をしている。
ニックの幻影は、あちらこちらに、そして複数出現して武器(モーニングスター)や薬(ジークバースタのギフト)について説明し始める。
しかし、その様子はジュリエットにしか見えない。
一方のモンローは、そのジュリエットの様子に戸惑ってしまう。
息が上がる程に混乱したジュリエットは、「これ・・・何なの?」と言うや否や外に飛び出してしまう。
モンローに何を見たと聞かれたジュリエットは、ニック達の幻影に話しかけられて混乱したと説明する。
そして、二人は取り敢えずトレーラーを後にするのだった。
場面は、ロザリーが自分の店の奥で横になっているシーンに変わる。
そこに、スポーツバーの予約が取れなかったと言いつつモンローがやって来る。
二人には、どうやらデートの約束があったのかな。
ロザリーは、陪審義務の裁判から帰ってきたら、出掛けたくない程に気分が悪くなっていたのだ。
その様子を心配したモンローは、明日の陪審義務を病欠したらと提案する。
しかし、ロザリーは、明日まで様子を見ると言う。
ロザリーは、それよりも自分の感情の不安定さに腹が立っていた。
それは、弁護士の陳述によって事件に対する心証が、最初のはと逆転していたことが原因だった。
その上に気分も悪くなり、今は頭痛も酷いのであった。
モンローは、明日に法廷にロザリーを送っていくことを提案し、彼女を自宅へ帰らせて自分が店番をすることにする。
場面は、ニックがモンローの家で夕食を食べつつパソコン画面を見るシーンに変わる。
すると、店番を終わらせたモンローが帰ってくる。
ニックは、モンローからデートのキャンセルの件を聞いた後、母親のケリーからメール送られてきたことを説明する。
その内容は暗号めいており、例のコインについての示唆もあった。
その後、モンローは話題を変えてジュリエットをトレーラーに連れて行った時の様子を話し出す。
ニックは、ジュリエットの記憶が戻りつつあると色めき立つが、ゴリ押しせずに、もう少し静かに見守るべきとの提案を受け入れることにする。
複数のニックの幻影に話しかけられたジュリエットを、「ニック・アウト寸前だ!」と表現するモンローのオヤジギャグには笑った。
場面は、自宅のベッドで眠っているジュリエットがうなされるシーンに変わる。
ジュリエットの夢の中では、ヒッスパニック系の女性霊媒師の言葉が反芻され、同時にニックのトレーラーでの記憶が絡み合っていた。
ジュリエットはハッと目を覚ますと共に上体を起こし、その夢の意味を考えるのであった。
場面は、裁判所の法廷内に変わり、女性検事が事件を目撃した家政婦に質問するシーンに変わる。
家政婦は、夫が妻をバルコニーから突き落とすのを見たと証言する。
次に弁護人のケロッグが質問を始める。
ケロッグからは、あの黄色い粒子が拡散されており、家政婦はその粒子を鼻から吸い込んでしまう。
すると、家政婦は、引き止める夫の制止を振り切り、錯乱した妻が自らバルコニーから飛び降りたと証言を変えてしまうのであった。
ここで、法廷は昼休みの休憩となる。
法廷を傍聴していたモンローは、ケロッグに怪しさを覚えため、彼の後を付けることにした。
ケロッグはトイレへと入って行く。
モンローもトイレに入ると、あるトイレの個室の床に色鮮やかなカエルが落ちたことに気が付く。
そのカエルは蛍光色に赤のラインが入っており、個室にいる人物に拾われてしまう。
個室に居たのは、案の定ケロッグであり、拾い上げたカエルを丸呑みする。
ウゲ~、気持ち悪~!
すると、ケロッグはツィーゲフォルクにヴォーガする。
洗面所で手を洗うふりをしていたモンローは、個室から出て行く人物がケロッグであることを確認するのであった。
場面は、警察署内に変わり、レナードが爆破未遂事件で射殺した“フェラートの手先”について、ニックとハンクに説明するシーンに変わる。
そして、フェラートとは王家に仕えるフントイェガーを主とするヴェッセンの組織であり、そのフェラートのターゲットが自分である旨も説明する。
レナードは今後の用心のためにも、ニックとハンクに事実を話すことにしたのであった。
レナードが去った後、ニックの携帯にモンローから連絡が入る。
モンローは、ある裁判で証人と陪審員が誘導されているので、ニック達に来て欲しい旨をお願いする。
ニック達は早速、裁判所に向かうことにした。
場面は、裁判所前でモンローがニック達を出迎えるシーンに変わる。
モンローは、ニダリア事件の担当弁護士であるケロッグがツィーゲフォルクであり、法廷を意のままに操っていると告げる。
その証拠は、ケロッグがトイレでカエルを落としたことであり、トイレにカエルを持ちこむのは、ツィーゲフォルク以外には考えられないと言うものだ。
怪訝な顔をするハンクにニックは、ツィーゲフォルクはカエルを食べると共に、人に幻覚症状を起こさせるヴェッセンであると説明する。
ハンクは訳が判らず、「一体、何言ってんだ!」と呟くのもしょうがない。
ニック達は、法廷を傍聴してモンローの説を確認することにする。
次の証人尋問はウー巡査だった。
ウー巡査は検察の質問に対して、夫のニダリア氏が現場で証言を拒否したことや自責の念を口にしなかったことを証言した。
次に、ケロッグが質問し始めると、放たれた例の黄色い粒子がウー巡査の鼻から吸い込まれる。
すると、ウー巡査の脳裏には、妻の飛び降りを止められなかったことを夫が悔やんでいる映像が浮かび上がってしまう。
そして、ケロッグに誘導されて、ついに夫は泣き動揺していたと証言を変えてしまう。
ニック達は、証人として慣れている上に経験豊かなウー巡査が証言を変えたことで、ケロッグがツィーゲフォルクであることを確信するのであった。
場面は、ニック、ハンク、モンローの3人がロザリーの店に集まり、法廷から帰るロザリーを待つシーンに変わる。
ロザリーが帰ると、まずはケロッグがツィーゲフォルクであることを説明する。
次に、ケロッグが黄色い粒子状のフェロモンをまき散らして法廷全体を誘導していること、フェロモンの増幅には特別なカエルを使っていること、を説明する。
そして、全員で今後永久にケロッグの能力を封じ込める対策を話し合うのであった。
場面は、ジュリエットが家の中をうろつくシーンに変わる。
人を待っているのか?
すると、ヒスパック系の女霊媒師が訪ねてくる。
霊媒師は、ジュリエットが以前と変わり、記憶が蘇りつつあることを悟る。
そして、闇と光の2つの世界の境界線に立っており、旅はこれから始まるのだとジュリエットに示唆するのであった。
場面は、ロザリーの店でニック達が、例のケロッグ対策を調べるシーンに変わる。
ロザリーは、ツィーゲフォルクの視床下部にあるゲルフ腺でフェロモン量を調整し、フェロモンは汗腺を通して分泌されることを突き止める。
カエルは、ゲルフ腺に作用してフェロモン生成を促進する働きがあるようだ。
そこで、ゲルフ腺の働きを抑制する薬を作ろうとするが、厄介な材料が1つあった。
それは、ケロッグの“汗”だった。
モンローは、厄介事があると予想していたように「そんな気がしたよ!」とため息をつく。
俺も、モンローと同じセリフが頭に浮かんだ。
すると、ニックは、ケロッグに汗をかかせる作戦を思い着いたようで、皆に話し始めるのであった。
場面は、ケロッグがあるバーでヒキガエルを飲み込むシーンに変わる。
どうやら、女性のナンパにフェロモンを利用するようだ。
ケロッグは“おっさん”のくせに“お盛ん”なことだ。
程なくしてケロッグは若い女性を伴ってバーから出てくる。
二人が腕を組み歩きだすと、いきなり現れたブルットバッドに行く手を阻まれてしまう。
驚いたケロッグは、なんと女性を置き去りにして反対方向に逃げいく。
すると、ブルットバッドは、女性には見向きもせずにケロッグの後を追いかける。
置いてきぼりの女性は、携帯を取り出して警察に連絡しようとするが、間髪を容れずにニックとハンクが乗る車がサイレンを鳴らしながら駆け付ける。
警察を名乗ったニックは、女性の名前を聞くとバーに戻るように指示する。
一方、一生懸命に逃げるケロッグは、トラックに乗ろうとしている男を見つけ、助けを求める。
ちょうど掴み合う格好となった二人は、一瞬だけヴォーガして互いにヴェッセンであることを確認する。
男は、ケロッグをトラックに乗せると追いすがるブルットバッドを振り切ることに成功する。
振り切られたブルットバッドはモンローに戻り、そこにニック達の車が迎えに来るのだった。
一方、トラックの中では助けた男、実はバドがケロッグにハンカチを渡していた。
ケロッグは、いきなり襲われた恐怖と逃げるために走ったことで大量の汗をかいていたのだ。
バドは、ケロッグをホテルまで送っていくとハンカチを回収しようとする。
しかし、ケロッグは買って返すと言うが、妻からの大事なプレゼントと理由を付けて半ば強引に奪い返す。
バドの様子に怪訝な表情を浮かべるケロッグだったが、ドアを閉めてトラックを見送るのであった。
バドの“言い訳”はボロがでそうだw
場面はロザリーの店に変わる。
バドが「手に入れた!」と叫びつつ、店に入って来る。
店では、ロザリーがフェロモンを抑制する薬の仕上げのために例の“汗”を待っていたのだ。
早速、ロザリーはハンカチを煮え立った鍋に数時間漬けて全ての汗を抽出することにする。
その後、他の材料と調合して薬を完成させるのだ。
しかし、もう一つの難関が待っていた。
この薬は、ケロッグが飲み込むカエルに仕込まなければならなかったのだ。
物事はすんなりと上手くいきませんな~!
場面は、ケロッグがホテル内で出廷準備をしているシーンに変わる。
そこに、ニックとハンクが訪ねてくる。
二人は、昨夜にケロッグがナンパしたオリビア・サットンからの通報があったとの理由で訪ねることにした。
ケロッグは、45分後に裁判に出廷するので手短にとの条件で二人を部屋に招き入れる。
部屋に入る時に、ニックは廊下の離れた所にいるモンローとロザリーに目配せを送る。
ロザリーは、薬の入った注射器をある注意と共にモンローに手渡した。
カエルへの薬の注入は、実はモンローが引き受けることになっていた。
ロザリーは陪審員の上に、顔が知れているから万が一を警戒したのだ。
そして、注意とは、薬はちょうど1回分しかない上、その全てをカエルに注入することであった。
部屋の中では、昨夜の“男に襲われそうになった件”で事情聴取が始まっていた。
ケロッグはソファーに座り聴取を受けていたが、その後方をモンローが通り過ぎる。
モンローは、その際にカエルの入ったケロッグのトランクを持ち去っていた。
コソ泥っぽい足取りのモンローが可笑しいw
モンローは、トランクを隣の寝室へ持っていき開ける。
すると、二つの瓶があり、それぞれに1匹ずつカエルが入っていた。
つまり、カエルは2匹いたのだ
モンローは薬が1匹分しかないために迷ったが、とりあえず1匹のカエルを取り出す。
しかし、そのカエルが逃げ出してしまう。
カエルは寝室から飛び跳ねて、事情聴取中の部屋へと入ってしまう。
モンローは何とかカエルを捕まえて寝室に戻るが、その様子を見たニック達はケロッグにバレない様に事情聴取を長引かせる。
寝室に戻ったモンローは捕まえた1匹のカエルに薬を注入し、トランクを元の場所に戻して部屋から出て行く。
その様子を見届けたニック達は、事情聴取を終えることにする。
ホテルのロビーらしき場所でニック達を見つけたモンローは、二人に「問題発生!」と言いつつ近づく。
問題とは、カエルが2匹いて1匹を選んで薬を注入したが、ケロッグがどちらを飲み込むか判らないことだった。
不安そうな表情を浮かべるニックとハンクだった。
場面は、法廷でケロッグの最終弁論が始まるシーンに変わる。
いつもの気取った口調で陳述を展開するケロッグ。
その時には、いつもの如く身体からフェロモンが黄色い粒子となって発散していた。
フェロモンが出ているので、作戦は失敗かもと俺まで不安になる。
場面は、ウィーンの居城に変わる。
アダリンドが豪奢な部屋に案内されていた。
部屋の奥のデスクでは、エリックが書類にサインをしていた。
エリックは“鍵”を持ってきたか詰問する。
アダリンドは、レナードが鍵を見つけられなかったようだと報告する。
業を煮やしたエリックは、グリムに自身とレナードの関係を自ら明かすことを決意する。
エリックはどうやらポートランドへ行くらしい。
その後、アダリンドの顔を見つめるエリックは、彼女の微妙な変化を感じ取っていた。
さすがに鋭いな、エリックよ。
場面は、裁判所の正面玄関のシーンになる。
そこでは、モンロー、ニック、ハンクが陪審員の評決が出るのを待っていた。
ハンクは、評決までが長ければ有罪、短ければ無罪となる一般論を、モンローに説明していた。
すると、評決が達したとの連絡が入る。
モンローは、思わず「まずい!違うカエルを選んだんだ!」と漏らしてしまう。
評決までの時間が短かったからだ。
場面は法廷のシーンに変わる。
ロザリー達、陪審員が戻ってくる。
裁判長に促されて陪審長のロザリーが評決を読み上げる。
「第1級殺人罪について、陪審員の評決は有罪です!」
安堵するニック達、ガッツポーズの検事、怒りを表すニダリア、動揺するケロッグ、ケロッグの様子を正義の目で見つめるロザリー、多様な表情が法廷を駆け巡る。
場面は、ロザリーの店に変わる。
店の奥の部屋では、ニック、ハンク、モンロー、ロザリー、そしてバドが祝杯を挙げていた。
すると、お客が訪ねてきた。
閉店の看板を出し忘れていたのだ。
取り敢えず、モンローが応対することして店に出て行く。
モンローは、後ろ向きの客に「申し訳ない、実はもう閉店なんです。」と呼びかける。
すると、振り返った客はなんとケロッグだった。
ケロッグは、「助けがいる!助けがいる!」と言いつつ、困り果てた表情を浮かべる。
モンローは、出直すよう促して、この場をやり過ごそうとする。
しかし、ケロッグは「今、助けがいるんだ!」と興奮し、一瞬だけヴォーガする。
そして、「私の能力が消えてしまった!!」と泣きごとを言う始末だ。
そこに、帰ってこないモンローを気にしたロザリーが顔を出してしまう。
ロザリーを見たケロッグは、陪審員だと気が付いた上、毒を盛ったと決めつける。
陪審員だからと言って、毒を盛った理由にならないと思うが。
物凄い論理の飛躍があるが、結果的には真実を突いていたw
激高したケロッグはヴォーガしてロザリーに襲い掛かろうとする。
しかし、ケロッグはブルットバッドにヴォーガしたモンローによって反対側の陳列棚へと吹っ飛ばされた挙句、締め上げられてしまう。
そこに、騒ぎを聞いたニックとハンクが駆けつけ、ニックがモンローをケロッグから引き離す。
ケロッグは、モンローが自分を追いかけたブルットバッドと気付く。
そして、ニックとハンクも事情聴取に来た刑事とも気付く。
そこに、バドまでも現れてしまう。
ケロッグは、ここに至って全員がグルで自分に何かしたことを悟るのであった。
しかし、ハンクは、自分達の行いを法廷で証明する事は無理だとケロッグに念を押す。
一方のニックは、呆然とするケロッグを暴行罪で逮捕して連行していくのであった。
場面は、警察の留置所のシーン変わる。
留置所の牢に入れられたケロッグは、「弁護士と話したい!」と叫ぶ。
すると、隣の牢から「俺なら呼ばない。」と声がする。
ケロッグが恐る恐る振り返ると、声の主はニダリアだった。
ニダリアは、ケロッグの牢にゆっくり近づくと、「奴らはクソの役にも立たん!」と呟く。
そして、ローウェンにヴォーガして唸り声を上げるのであった。
場面は、ジュリエットが寝室で横になるシーンに変わる。
すると、ニックの声が聞こえてくる。
身を起こしたジュリエットの視線の先には、複数のニックの幻影が現れ、それぞれがジュリエットに話しかけ始める。
ジュリエットは、恐怖の表情を浮かべると共に身をすくめ、ニック達の様子を見つめるのであった。
ここで、第17話の終了です。
2.総合的な感想
今回は、能力を悪用するツィーゲフォルクを懲らしめ、ローウェンに罪を償わせると言うストーリー展開でした。
当に、勧善懲悪と言った内容だったため、観終わった率直な感想は“気分スッキリ”でした。
それに、グリム、ヴェッセン、ケアザイタ(人間)から成る“チームニック”の連係プレーも見事でしたね。
種族を超えた壮大なハーモニーを感じました。
個人的には、モンローとロザリーの出番が多かったことが嬉しかったかな。
モンローは、ドタバタぶりがコミカルである一方、ロザリーを気遣う優しさや守ろうとする男気も垣間見えて魅力度がアップしました。
一方のジュリエットは、少しずつですが記憶が戻っていることを印象づける様子でした。
まあ、記憶が戻れば、チームニックに参加できる日が来るかもしれません。
そう言えば、エリックは重い腰を上げてポートランドにやって来そうですね。
レナードとの異母兄弟対決があれば、これまた楽しみです。
では、また。