前回、モンローにとって悲しい結末となってしまいました。

そもそもの原因であるニック、彼も落ち込みますが、ジュリエットとの仲がちょっと進展したので幾分、気分が晴れているようです。

では、早速、あらすじに突入したいところですが、ちょっとした断り書きをさせてください。

本記事を含め“グリム・シーズン2のあらすじと感想”にカテゴリー分類される各記事は、我々夫婦がそのシーズン終了後や次シーズン初めにDVDを観るよりも素早く見直せるように始めたものです。

他の詳しい理由は、“アメリカドラマ!今のお勧め番組は?(2014年8月版)”をご参照ください。

ですが、このカテゴリーの各記事には少ないながらもアクセスがあります。

そして、私のツイッターのフォロワーさんからのアクセスもあります。

このため、以下の“総合的な感想”はともかく“あらすじ”については、できるだけ詳細に記載するようにしました。

ただ、第4話までは、そうではありませんでしたがw

そんなわけで、結構な長文です。

文字数で言えば、以下のあらすじと総合的な感想を合計すると、9000文字程です。

誤字脱字チェックをお願いしている妻には、「長い!!」と文句を言われる次第ですorz

この点をご了承の上、読んで頂ければと思います。

では、GRIMM/グリム・シーズン2の第7話あらすじに突入します。

なお、あらすじ内の緑文字は自分のちょっとした感想です。

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1.シーズン2第7話「早熟」のあらすじ

夜空に打ち上がる多くの花火。

花火から視線が下がるとニックの家があった。

ニックは、ジュリエットと二人で夕食の準備をしていた。

二人は料理をしながら、思い出話をしていた。

それは、ジュリエットが子供の頃に自分の父と酪農場の花火大会に行ったことだった。

そして、父が笛で鳥の鳴き真似をするのが恥ずかしかったことだった。

すると、ジュリエットはその話をしたこと思い出す。

そして、ニックに「あなたのことを思い出した。ごめんなさい。辛い思いをさせて。」と抱き付きキスをする。

そして、ニックは最後の記憶、グリムヴェッセンについても質問する。

ジュリエットは、その事についても思い出し、始めは信じていなかったが、今は信じるとも答える。

嬉しいニックはジュリエットと何度もキスをするのだった。

しかし、突然、アラーム音が聞こえてくる。

目覚ましじゃない?起きなくちゃ!」とジュリエットが言いつつ、後ずさりする。



ハッと、目が覚めるニック。

周囲を見渡すと、ニックは相変わらずソファーで寝ていたのだった。

そう、いわゆる夢落ちだった。

唐突にジュリエットの記憶が戻ったので、違和感があったのだが・・・

ニックがあまりに嬉しそうだったので、ちょっと気の毒なオープニングだ。



場面は変わり、とある家の玄関テラスとなる。

そこに、金髪ストレートの可愛い少女が大きなリュックと共にうつむきつつ座っていた。

どうやら、誰かを待っているようだ。

すると、穴掘用の道具などを積載したピックアップトラックがやって来る。

トラックから男が降りると、少女はパパと呼びつつ、嬉しそうに駆け寄る。

男は、少女をエイプリルと呼び、抱き上げるのだった。



場面は変わり、ロザリーの店に出勤するモンロー

店の中に入ると、ロザリーから電話が入る。

ロザリーはアンジェリーナの件で落ち込むモンローを励ますのだった。

そして、ロザリーはモンローに特別な注文への対応をお願いした。

その特別な注文とは、リロイと言う客に特別に調合した薬と共にイヤホンみたいなアスージサンを渡すことだった。

そして、薬について指示をするのだった。



場面は変わり、先ほどのエイプリルとその父はガソリンスタンドに立ち寄っていた。

しかし、クレジットカードが使用できずに店員と若干揉めることになる。

父の方はレジで違うカードを試すが、そのカードもハネられるのだった。

仕方なく、現金を取りにトラックに戻る父はイラついたのか、店を出た一瞬だけヴォーガした。

その姿は、牙が生えたアナグマのヴェッセンだった。

父役の人は、どこかで見たことがあると思ったが、すぐに思い出した。

クリミナル・マインドのJ.J.の旦那さん役の人だ。

たしか、ニューオーリンズのウィリアム・ラモンテーン・ジュニア刑事だ。

眠そうな目がとても印象的だ。

レジにいた店員に恋人から電話が入る。

その電話中、ガレージの方から物音がしたため店員は様子を見に行く。

様子を見た店員は「クソッ、おい!」と声を出し、物音がした方に駆け寄る。

しかし、店員は獣のような鳴き声と共にガラス窓に叩き付けられるのだった。



タイトルバックと共に、店員が惨殺されたガソリンスタンドの事件現場に場面は変わる。

ニックとハンクはガソリンスタンドに掛け付けていた。

殺された店員の恋人が発見して通報したのだ。

調べると、防犯カメラは給油所と店内に2台あったが、店内の防犯カメラは壊されていた。



場面は、エイプリルとその父が乗ったトラックに変わる。

どうやら、ガソリンスタンドと離れた場所に停車したらしい。

二人は、何やら意味深な格言のような言葉「魂が問われる時である」について話している。

そこに、他のトラックが近づいて来た。

父の方は、そのトラックを見つつ「心配の種を取り除こう。」と言うのだった。



場面は警察署内に変わる。

ニック、ハンク、そしてウー巡査は防犯カメラの映像を調べていた。

壊される前の店内の防犯カメラの映像と、最後のクレジットカード記録から父はウィリアム・グレンジャーと判明した。

一方、壊れていなかった給油所の防犯カメラから、車のナンバーと少女が同乗していることも判明した。

同乗している少女はウィリアムの娘であるエイプリルと思われた。

ニック達は、ウィリアムの妻宅に捜査のために向かうことになった。

店員殺しが、ウィリアムの激情による犯行であるなら、家族にも危険が及ぶからだ。



場面は変わり、トラックの運転手のおっさんに乗せてくれと頼むウィリアム。

一度は断られるが、エイプリルと共に頼むとおっさんはちょっと困った顔となる。



場面は、ロザリーの店となる。

リロイがフラフラしながら店に入って来る。

どうやら耳が悪いせいで、平衡感覚に問題があるようだ。

モンローはロザリーの指示通りに調合した薬とアスージサンをリロイに渡す。

しかし、モンローは薬の調合を間違っていたのだった。



場面は変わりウィリアムのの家になる。

武装して駆けつけたニックとハンクは家の中に突入する。

ニックはバスルーム内で顔を怪我し、気絶した女性を発見する。

おそらくは、ウィリアムの妻だ。

ニックが生きていることを確かめる一方、ハンクは救急車を要請する。

すると、女性は目覚め「あの娘は?あの娘はどこ?あなたは誰?」とニックに尋ねると、また倒れこみつつ気絶する。

その直前、女性は一瞬だけヴォーガした。

ニックはその様子から、ウィリアムもヴェッセンであると認識するのだった。



場面は変わり、警察署となる。

ニック達は、レナードに妻は重症のために入院したこと、現場での事情聴取ができなかったことを報告していた。

調べによると、ウィリアムは預金残高0、クレジットカードも限度額一杯だった。

また、欠勤が多く短気な性格が災いし、勤務先を解雇されていた。

警察は、妻への暴行、娘の誘拐、スタンド店員の殺害の容疑で情報公開して捜査することになった。



場面は変わり、カントリーミュージックを掛けながら軽快に走るトラックとなる。

ウィリアムがエイプリルを抱いて助手席に乗っている。

ヒッチハイクは成功していたのだ。

トラックのラジオに緊急速報が入る。

誘拐事件の情報公開で、エイプリルの名前が呼ばれる。

これを聞いたエイプリルは「私の名前を言っていた。」とつい口走ってしまう。

ウィリアムは、とっさにラジオを消す。

おっさんはウィリアムを誘拐犯と思い込み、「何かしたら、車ごと溝に突っ込むからな!」と牽制する。

しかし、ウィリアムはヴォーガしておっさんを殴り、ハンドルを奪うのだった。



場面は変わり、警察署となる。

ニック達は、ウィリアム宅を家宅捜索したウー巡査から有力な情報を得ていた。

それは、押収したPCや領収書の内容だった。

領収書からは、コンクリートや釘、ダクトなどの建築材料を大量に購入していることが判ったのだ。



場面は変わり、路肩に止まっている先程のトラック。

ウィリアムは、おっさんを森の中に引きずって行く。

どうやら、おっさんを殺してしまったようだ。

それをトラックから見ていたエイプリルは、恐る恐るウィリアムの後をつけ森の中に入って行く。

するとエイプリルの後ろに木の上から飛び降りたウィリアムが突然現れる。

エイプリルは「あの人に何をしたの?」と聞くが、ウィリアムは「いくぞ!」と言うだけでトラックへ戻るのだった。



場面は再度、警察署内になる。

ニック達は、押収したPCの履歴から別の購入品を確認していた。

複数の銃、迷彩服、自家用コンポストトイレの作り方、ナイフ、防弾チョッキが確認できた。

ウー巡査は「9歳の女の子用にしたら大げさだ。」と感想を述べる。

ニックは「一体何を恐れている!」と呟く。

それに、呼応するようにハンクは「核戦争、伝染病、エイリアンの侵略か?」と推理する。

まあ、この購入品を見れば、ハンクの推理も大げさではないw

そして、貨物コンテナをガーデニング用の小屋にする方法のpdfファイルがダウンロードされていた。

そこに、ジュリエットがランチのついでと言ってやって来る。

来た理由は、ニックの働く様子を見れば、何か思い出せるかもしれないからだ。

ジュリエットはウー巡査と挨拶を交わし、ハンクとハグをする。

そこに、レナードがやって来て挨拶をする。

ジュリエットは、戸惑いながらもレナードとも挨拶をする。

そして、その戸惑う様子を隠すように、ジュリエットはそそくさとその場を後にする。

ジュリエット、本当はレナードに会いたかったかのようだ?

ジュリエットの来訪に嬉しさを隠せないニックが、何となく哀れに思えてしまう。

一方、ウー巡査はPCに森の中の画像を発見し、GPS情報から場所を特定することにする。

ニックは別の場所、つまり、トレーラーの資料を調査しようとハンクを誘う。



トレーラーに案内されたハンクは、食い入るようにヴェッセンに関する書物を見る。

そこには、ヘクセンビーストの記載もあった。

全部この街にいるのか?」とニックに尋ねるハンク。

いくつかは!」と端的に答えるニック。

ハンクはニックがかなり奇妙な人生を送っていることに同情するのだった。

でも、ニックがグリムに目覚めた最近に限定されるけどね。

そして、ハンクは自分もその奇妙な人生に巻き込まれたことを認識するのだった。

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場面は変わり、オフィスでPCに向かうレナードの携帯電話が鳴る。

相手はアダリンドだ。

ママを殺したのは誰?

単刀直入に、しかも確信を突いてくる質問だった。

レナードは「声を聞けて嬉しい。」とはぐらかしつつ、彼女の所在を確認する。

アダリンドは「あなたに見つからない場所。」とだけ答え、再度、「ママを殺したのは誰?」と尋ねる。

その問いにレナードは、「判らない、彼女を嫌っていた誰かだ。」と答える。

そして、「気になるのか?」と聞き返す。

当然だろ!自分の母を殺した奴が気にならないはずがないと思うが。

レナードのこの問いかけは間抜けに聞こえた。

あなたは気にしてないでしょうね。」とアダリンドは嫌味で返した。

レナードはニックに悪戯をしたこと、つまりジュリエットに呪いを掛けた件を問い質す。

アダリンドは、ニックが大事なものを奪ったから彼の大事なものを奪った、つまりお返しをしたと答える。

そして、ニックが自分の母であるキャサリンを殺したかと聞き返す。

レナードは戻って来て話し合おうと提案するが、アダリンドは拒絶する。

そして、ジュリエットが目を覚ましたことをレナードから聞く。

アダリンドは、この時にレナードが呪いを解いたと認識する。

さすが、元ヘクセンビーストだ。

呪いの解き方は判っていたわけだ。

そして、レナードの「彼女に何をした?」との問いに「私の猫に聞いたら。」と答える。

そして、「これからとっても楽しくなるわよ!私も楽しみ。」と言って電話を切るのだった。

PC画面に目を戻すレナードだったが、画面にはびっしりと”ジュリエット”の文字が打ち込まれていたことに気が付く。

驚愕と共にPCの画面を閉じるレナードだった。



場面は変わりトレーラーの内部となる。

ハンクが書物で見つけたヴェッセンの記述から、ウィリアムがどのヴェッセンかが判明した。

それは、ドラング・ゾーンだった。

扱いにくく、短気で暴力的であり、ウィリアムと気性が一致する。

そして、地下の“巣穴”に身を隠す性質から、ウィリアムはエイプリルとコンテナに身を隠すつもりではと推測する。

書物にはヴェッセン制圧用としてクロスボーが描かれていた。

また、ニックは武器庫を開けてクロスボーやその他の武器を見せるのだった。

武器を見せる時のニックは、ウキウキしているようで可笑しい。

庫内の武器やその数に若干引き気味のハンクだったが、象撃ち銃、“トリプルバレル”を見つけると顔色が変わる。

そして、その銃とカスタム銃弾が、以前にスタークを殺した時に使われたものだとニックに詰め寄る。

ニックは、スタークが“ジークバースタ”だったために、ハンクを助けるためだったと答える。

ハンクは、ニックが入院中だったこともあり、誰の仕業だと重ねて尋ねる。

口ごもるニックに、ハンクが「俺の命の恩人だ。」とダメを押す。

諦めた様子のニックは「モンローだ。」と教える。

そして、自分も何度も命を助けられたと付け加えた。

ハンクは、「この事態は随分前から起こっていたのか?」と真剣な顔で再び尋ねる。

ニックは、簡単に「そんなところだ。」と答えるのみだった。



場面は変わり、地下コンテナ内部や通路用ダクトを移動するウィリアムとなる。

カモフラージュで隠した扉を上側に開け、周囲を暗視型双眼鏡で見渡す。

周囲を警戒している様子が伺える。

どうやら、ニック達の予想通り森の中の地下に“巣穴”が完成したようだ。

周囲を警戒するあたり、隠れようとする意思がありありだ。

扉を閉め、中に戻ったウィリアムはエイプリルを寝かしつけていた。

そして、明日の買出しについて他愛もない話をしていた。

でも、会話の中であった「戻ったら狩りができる。肉も喰える!」がなぜか気になった

ウィリアムはエイプリルのため、一つの灯りを残し、自分のベッドのあるコンテナに戻って行った。



場面は変わり、ロザリーの店となる。

店番をしているモンローにロザリーから電話が入り、店の様子を報告していた。

ロザリーはリロイの件についても尋ねる。

そこで、モンローはリロイに渡した薬について、調合したスパイスの瓶を確認する。

そして、最後の調合を間違えたことに気が付く。

そこで、モンローは「もし誰かが、ヤドリギの代わりにハッカを入れちゃったとしたら・・・」と聞いてみた。

ロザリーは「最悪の事態よ!」と答える。

最悪って、レベルで言うとどのくらいかな?10段階で言うと?」と聞き返す。

すると、ロザリーは「11よ!!」と答える。

おいおい、“11”って、レベルを突き抜けてるがなw

モンローは「判った。」とだけ答え、リロイの様子を見に行くことにした。



場面は変わり、あのトラック運転手のおっさんが、木の間から這い出して来た。

おっさんは、猿ぐつわをされた上に両手首を縛られていた。

あれ、おっさん、殺されたんじゃなかったの!?



場面は変わり、コンテナ内となる。

ウィリアムは買出しにかかる時間をエイプリルに伝え時計を持たせていた。

そして、外に出ないように約束し、コンテナから出ると森の中を駆けて行った。



場面は変わり、警察署となる。

ニック達は保護したおっさんからの情報と、ウー巡査が解読したGPS情報からウィリアムの“巣穴”の場所をほぼ特定した。

早速、SWATと警察犬を動員して大規模な山狩り的な捜索が始まる。

ある警察犬の動きが止まる。

ニックは、そこにコンテナが埋まっていると確信し、扉を発見した。

扉を開けると、通路が地下へと続いていた。

SWATを先頭に中に突入するニック達。

その様子をウィリアムが離れた場所から銃のスコープで捉えていた。

ニック達は、コンテナ内部を捜索し、奥のベッドにエイプリルを発見するのだった。

ニックは「大丈夫、心配ない、警察だ、君を傷つけない、もう誰も。」と言いつつエイプリルに近寄る。

エイプリルは安心した様子でニックに抱きつくのだった。



場面は変わり、リロイの家を訪れるモンロー。

リロイの部屋から奇妙な声が聞こえる。

モンローは部屋のドアノブを回してみるが、ノブが外れてしまう。

モンローは部屋の中に入ってみるが、部屋中がしっちゃかめっちゃかとなっている。

壁にはペンキが飛び散っている。

当のリロイは、とてもハイになっているようだ。

しかも、モンローが止めるのも聞かずに、チェーンソーで大時計を真っ二つにしてしまった。

そして、モンローに気が付くと、フライパンを片手に突進してきた。

モンローは慌てて部屋のドアを閉めると、リロイはドアにぶつかって気絶してしまった。

そこで、モンローはアスージサンのてっぺんの容器に解毒剤を流し込むのだった。

モンローも結構適当だ。取り敢えず、リロイも平衡感覚だけは戻ったようだ。



場面は変わり、警察署となる。

ニック達は、エイプリルに事情聴取していた。

内容は、ガソリンスタンドのことやママのことだった。

しかし、要領を得なく「ママに会いたい。」と繰り返すエイプリル。

そこに、児童保護局の職員がエイプリルを迎えに来る。

その時、ウー巡査はそっとキャンディーをエイプリルに渡す。

ウー巡査は子供の扱いが上手い。

エイプリルは一時的に滞在する家庭に連れて行かれてしまった。

その一方、ニック達にはウィリアムが妻の入院先を知ったという情報が入る。

ニック達は急いで、その病院に向かうのであった。



病院にウィリアムが現れる。

彼は、妻の病室を見つけてヴォーガして入室する。

病院に到着したニック達は、妻の病室にいるウィリアムを見つけ、銃をかまえて声を掛ける。

すると、ウィリアムはヴォーガして「何も判っていない!」とニックに向かってくる。

だが、ニックは「お前が思うよりは判っている。」と答える。

ウィリアムはニックがグリムであると認識して立ち止まる。

そして、逮捕されるが、その最中に彼の妻が証言する。

彼は何もやっていないこと、そして、全てはエイプリルの仕業であることを。

この証言により、ニック達は、ようやくエイプリルがしでかした事だと知るのだった。

いやー、自分もすっかり騙されていた。

その事実を知った時、まさに鳥肌ものたった。

ウィリアムの説明によると、通常は13歳程でドラング・ゾーンに変化する。

だがエイプリルは早熟で変化が早かったのだ。

子供ゆえに自分がしている事の認識も無いのだ。

あの娘は手に負えない、誰の手にも!」の妻の言葉にゾッとした。



場面は変わり、滞在先の家庭に案内されたエイプリル。

しかし、エイプリルはブランコの争奪で年上の少年と揉めてしまう。

そのため、その家庭の父親らしき男性に叱られることになる。

そして、ベンチに座って反省するように言われる。

叱られている最中のエイプリルの目は、一瞬だけ緑色に変わる。

ベンチに座るエイプリルだったが、男性が後ろを向くとドラング・ゾーンにヴォーガして飛び掛るのだった。

悲鳴をあげる男性、エイプリルに腕を噛まれたのだ。

そこに、ニック達が駆けつけると、男性や彼の妻らしき女性、他の子供達が逃げ出して行く。

ニックがブランコを無邪気に漕ぐエイプリルに近づく。

ニックを見ると、エイプリルは「覚えている。優しかったから。あなたは好き。」と微笑むのだった。

しかし、微笑むエイプリルの歯に血がついていた。

エイプリル、こえ~。



場面は変わり、ある部屋に居るニック。

そこに、少年院の監視を名乗る女性が入室してくる。

どうやら、モンローの紹介らしい。

そして、その部屋からマジックミラー越しにエイプリルを見つめる。

この女性監視は、ニックがグリムであることを知っているようだ。

エイプリルはどうやら18歳まで少年院に収容されることになった。

誰かに怪我をさせないか危惧するニックだったが、「私なら抑えられる。」と女性監視は断言する。

ニックが驚くと、監視はヴォーガしてその真の姿を晒す。

ライオンぽいから、ローウェンか?

そして、「間違いなくね!」と念を押す。

ニックはどうやら納得したようだった。

そりゃそうだ。この女性、メッチャ強そうだ。

監視はエイプリルに自己紹介すると言って部屋を出て行く。

ニックは、ガラス越しの自分に微笑みかけるようなエイプリルに気が付く。

そこに、ジュリエットから電話が入り、夕食を共にすることを約束する。

そして、エイプリルを再度見つめた後、その部屋を出て行くのだった。



場面はニック宅になる。

どうやら、夕食後の一時をジュリエットと過ごしているようだ。

スピーカーからは甘い曲が流れている。

ニックは、今夜みたいな日は良く二人で踊ったと話す。

ジュリエットは、その言葉に応えるように立ち上がる。

そして、ニックも立ち上がる。

二人は踊りだし、良い雰囲気となる。

そして、踊りながらキスをするのだった。

しかし、ジュリエットはいきなり唇を外した。

なんと、キスするニックがレナードに見えてしまったのだ。

ジュリエットにも、副作用が始まったか?

困惑したジュリエットは、ニックから離れて2階の寝室に上がっていくのだった。

その様子を見送ったニックはガッカリするのだった。

ここで、第7話の終了です。

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2.総合的な感想

いや~、今回のストーリー展開には、すっかり騙されましたね。

いい意味で!ですけど。

まさか、ヴェッセンとしての能力が早めに覚醒したエイプリルの暴走だったとは!

まあ、理性が未発達な子供は無邪気な一方で、残酷な面がありますからね。

真実を知った時には、「オォー、うまい展開だ!」と思わず呟いてしまった程です。

普通に観ている限りでは、「ウィリアムめ、やっちまったか!堪え性の無い奴め。だから、妻と娘に逃げられるだよ。」と思っちゃいますよね。

でも、ウィリアムのエイプリルへの接し方は優しく何やら諭すようでもあるし、ヒッチハイクのトラックのおっさんも殺さなかったことから、この辺りで何となく違和感を覚え始めました。

また、このウィリアムは有名番組“クリミナル・マインド”の女性捜査官J.J.の旦那役でもあります。

このため、いくらヴェッセンとは言え、単なるDV野郎のチンケな役で終わることにも違和感がありました。

ただ、ドラマ内の役柄ではなく、演じている俳優から感じる違和感は敢えて無視するようにしていました。

ところで、私は好きな番組を観た直後、簡単な感想をツイートしています。

多くの番組のタイトルは、このツイート前に初めて確認しています。

すると、今回のタイトルは“早熟”ではありませんか!

思いっきり“答え”が出ていましたw

でも、例えタイトルが先に判っていても、結局のところ、ミスリードされていたと思います。

やっぱり、グリムは面白い質が高いと改めて思った次第です。

他の小ネタとしては、全体ストーリーには絡まないモンローロザリーのサイドストーリーがありました。

これはこれで、楽しい雰囲気を加えていたし、全体をぶち壊すような内容でもなかったので、たまには良いかもしれないですね。

また、ニックジュリエットの関係にも大きな進展はありませんね。

冒頭のニックの夢落ちが、ちょっと気の毒でした。

まあ、二人の関係に纏わる話は今後も小出しに引っ張っていきそうですね。

そう言えば、アダリンドの毒の呪いのためか、ジュリエットとレナードが互い意識し始めましたね。

これには、波乱の予感がします。

では、また。