前回、ハンクがニックやヴェッセンについて、とうとう真実を知りました。

ハンクにとっては、一応は精神的な安定を取り戻しましたが、この真実を知った後は、これまでと違った試練が待っているのでしょうか。

では、早速、GRIMM/グリム・シーズン2の第4話あらすじに突入します。

なお、あらすじ内の緑文字は自分のちょっとした感想です。

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1.シーズン2第4話「感染」のあらすじ

公園管理局職員のギルコが運転するバンが信号待ちをしていると、突然追突される。

驚いたギルコは、追突した車の運転手のところへ行く。

すると、その運転手の男は体中に発疹がでており、明らかに病気だし様子もおかしい。

ギルコは慌てて救急車を呼ぼうとするが、男が突然襲いかかってきた。

驚いたギルコは体中から針を出して男を撃退する。

なんと、ギルコはヴェッセンだった。

ヴェッセンのタイプとしては、ハリネズミかな?それともヤマアラシ?

しかし、ポートランドはヴェッセンだらけだw

ギルコに撃退された男は、フラフラになりながら近くの建物に逃げ込んだ。



どこぞのカフェに場面は変わり、ニックハンクが話し込んでいる。

内容は、もちろんグリムヴェッセンのことだ。

ハンクの電話が鳴る。どうやら事件のようだ。

現場に駆け付けたニック達は、当事者の一人であるギルコに事情聴取をする。

また、現場に残された証拠から、追突した車の男はスタントンと判った。

早速、ニック達はスタントンが侵入した建物の捜索にかかる。

建物内を進んでいくと、壁だけでなく部屋のパソコンなどにもスタントンの血が飛び散っている。

スタントンを見つけたニックとハンクは銃を構える。

ところが、スタントンがヴォーガして襲ってきたため、危険を感じたハンクによって射殺されてしまう。

その一方で、婦人警官をナンパしてあしらわれていたギルコには笑った。

スタントンの病気はおそらくギルコにも感染したと思うが、この能天気な場面は後の修羅場を際立させる演出なのか?

場面は変わり、レナードは王族内の自分のスパイだか協力者から現状報告を受けている。

その内容は、ニックに対して新たな刺客が送り込まれたことだった。

どのような刺客か詳細は掴めないため、レナードはニック達にヨーロッパからの逃亡犯である白人男性について注意喚起をするのだった。

レナードの注意喚起も結構適当だな。

白人男性って情報だけでは、捜査範囲としてはメッチャ広すぎるし。



場面はモンローの自宅内に変わる。

モンローの自宅にニックがやって来る。

目的は、ハンクに自分やヴェッセンに関わる真実を告げた件を伝えるためだった。

一方のモンローは、ジュリエットから電話の件、やはりニックの記憶が戻らない事を伝えるのだった。

ニックとジュリエットの関係を本当に心配するモンロー、イイ奴だ。

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翌日、スタントンは何らかの病気に感染したことが鑑識からの報告により明らかになった。

ニック達はトレーラーの資料で原因を調べることに。

そして、黄色いペストという病気の存在を知る。

その病気は、ヴェッセンからヴェッセンに感染するものだった。

ところで、スタントンはと共に最近になってポートランドに移住してきた事も判明した。

妻の様子を確認するため、スタントンの自宅にはウー巡査が向かうことなった。

しかし、ウー巡査はスタントンの自宅で凶暴化した妻に襲われる。

恐怖を感じたウー巡査は妻を射殺してしまう。

捜査の進展に支障がありそうだが、こればっかりはしょうがないか。

いつもはコミカルなウー巡査の恐怖に引き攣る顔は彼の恐怖をよく表していた。

妻にもスタントンと同様の発疹がでており、やはり感染していたのだ。

ニック達が駆けつけ、現場を調べる。

すると、スタントンの妻は豚について何らかの研究をしていたようで、この過程で黄色いペストに感染したようだ。

ところで、ギルコは大丈夫なのかと、心配になるニック。

彼の職場である公園管理局に電話するが、ギルコは公園整備に出ていて所在が掴めなかった。



場面は変わり、ニックを思い出そうと必死なジュリエットだった。

アダリンドの呪いだから、人間の力では所詮無理だよな。

でも、努力する姿勢は、一応、評価しよう。

ジュリエットは、ふと冷蔵庫を見て修理屋のバドを思い出すのだった。

そう、アイスビーバーのバドである。

彼らアイスビーバーは、民主的で善良であり、そして、人懐っこくおっちょこちょいだ。

モンローやロザリーに次いで、好きなヴェッセンだ。

ジュリエットは、早速バドを家に呼び出して話をすることにする。

話の途中でバドは、ニックがグリムであることを喋ってしまう。

しかし、「グリムって?」なジュリエットの反応に驚き、慌ててその場を取り繕う。

ともかく、ヤバい雰囲気を察したバドはジュリエットの元から逃げるように立ち去るのだった。

間抜けでおっちょこちょいだが、やっぱりバドは憎めない。



場面は公園に変わり、モンローはロザリーを誘ってピクニックにやって来ていた。

二人の言葉のやり取りは楽しそうだし、ちょっとぎこちない点もあるが良い雰囲気だ!

すると、その良い雰囲気をぶち壊すように、あのギルコが登場する。

病気に感染した様子で、具合が悪く、しかも我を失っているようだ。

そして、ヴォーガしてモンロー達に襲いかかるのだった。

モンローとロザリーは慌てて車で逃げ出す。

しかし、ロザリーはギルコに襲われた時に小さな怪我を負っていた。

ロザリーの店へ戻った二人だったが、どういう訳かロザリーが積極的にモンローに迫るのだった。

キスをする二人、ゆっくり関係を築こうというさっきまでの話と間逆のロザリーに圧倒されるモンローだった。

ん~、このロザリーの変わりよう、やっぱり感染しちまったかと思った。

そんなモンローの元にニックから電話が入る。

内容は、もちろん「黄色いペスト」についてであった。

ロザリーといちゃつきながら電話するモンローだったが、治療できるとのロザリーの見解を伝える。

モンローは黄色いペストの初期症状の1つである性欲が高まることに気が付く。

ハッとして、ロザリーの首を見ると案の定、引っかき傷があった。

モンローは薬を調合するように伝えるが、ロザリーは本を出したところで倒れてしまう。

モンローは、ロザリーを心配しつつ薬を調合することになった。

しかし、モンローは瓶を落とすなど、明らかにうろたえている様子だ。

モンロー、実は自分以外のこととなると、結構パニくり易いのか?

そこへ、モンロー達を襲ったギルコがニックとハンクによって運ばれてきた。

モンローはなんとか薬を調合できたが、肝心のロザリーが店から消えていた。

取りあえず、ニックがロザリーを探しに店の外へ出て行く。

一方、モンローとハンクはギルコに薬を飲ませる。

ニックはロザリーを見つけて声を掛けるが、振り向いたロザリーは首を振るなりフクスバウとなってニックに襲いかかって来た。

ニックは、なんとかロザリーを傷つけることなく、気を失わせることに成功する。

ロザリーと言えヴェッセンである。

それを、あっさり無傷で気絶させるとは、ニックはやっぱり戦闘能力がアップしている。

ニックは、気を失ったロザリーを店に抱え込んで来る。

モンローは、「なんで殺したんだ!」と叫ぶが、ニックに「気を失っているだけだ!」と言われてちょっとは落ち着く。

しかし、モンローはロザリーに薬を運ぼうとするが、手が震えてうまく運べない。

モンローの慌てぶりが、何となく可愛らしい。

仕方がなく、ハンクが代りに運んでロザリーに薬を飲ませる。

どうやら薬が効いたらしく、ギルコとロザリーは容体が落ち着いてきた。

その間、モンローは森で心ならずもハンクを脅かしてしまったことを謝るのだった。

しばらくして、ロザリーは目を覚ます。

そして、傍らに近寄ったモンローと甘い言葉を交わす。

ピンチを凌いだ二人の仲は、どうやら結構な進展を果たしたようだ。

その様子を店の天窓から覗いている白人男性がいた。

彼の姿は、ヴェッセンのナックラヴィーに変わった。

ここで、第4話終了です。

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2.総合的な感想

今回は、ちょっと趣が違ったストーリーでした。

何となく、あるメッセージが込められているような気がしました。

それは、ヴェッセン界の伝染病を通して、彼らヴェッセンも人間に近い存在なのだと言うことです。

魔物であるヴェッセンが病気になるなんで、ちょっと不思議ですよね。

でも、モンローの慌てぶりからも親しみを感じるし、人間とヴェッセンの間にも友情が成立すると伝えたかったのかと感じました。

また、おまけと言ってはなんですが、モンローとロザリーがヴェッセンであることを、無理なくハンクに伝えることも隠れたミッションだったような気がします。

その裏付けシーンは、ロザリーの感染を知ったハンクが、「え、ロザリーがヴェッセン!」と驚き、それに続いて「え、モンローも!」とダブルで驚愕するところです。

ハンクの驚きぶりには、思わず笑ってしまいましたが、状況が状況ですのでハンクも納得せざるを得なかったと思いました。

おまけに、精神的に追い詰めた原因がモンローだと判った時の驚きようも楽しいものでした。

そして、モンローとロザリーの仲も進展したし、二人の今後も楽しみです。

一方、ニック達を静かに監視するナックラヴィー、こいつがあまり関わってこなかった点が逆に不気味です。

このヴェッセンは、おそらくヨーロッパの王族が送り込んだ刺客でしょうが、今後の波乱を想像させます。

では、また。