6月の第3日曜日は父の日ですね。
この時期は、中年世代のあなたは、母の日と同様にギフト選びに悩む頃だと思います。
でも、実父にしろ義父にしろ、実母や義母の場合と比べると、気分的には楽です。
どうしてでしょうか?
おそらく、世のお父さん達は、せっかくの贈り物に不平や不満を言わないからだと思います。
この点、陰に陽に不平や不満を漏らしてしまうお母さん達とは異なります。
でも、逆に言えば、贈ったギフトが適切だったかどうかも判らないと言えます。
もしかしたら、ガッカリしていたり、内心不満だったりしているかもしれません。
そう考えると、父の日のギフト選びは実は面倒だと思うのは、自分だけでしょうか。
ところで、我家は自分の実親へ対応は、原則、自分で対応する取り決めがありました。
自分の父は、11年ほど前に亡くなっており、義父の対応は実子である妻が行っていました。
しかし、義父は義母同様とても良い方で、婿である私を大切に扱ってくれます。
それに、70歳過ぎた今でも設備屋(配管屋さん)の職人として現役であり、人生の先輩としても尊敬できる方です。
まあ、何より妻のお父さんですし。
そんな訳で、今年の父の日からは、私もギフト選びから参加することにしました。
そして、どのようなギフトを選べば良いか、他の人気ギフトを含め、広範囲に検討してみました。
1.父の日の基礎知識
父の日は、「お父さんに感謝の気持ちを表す日」として、母の日同様にアメリカから伝わったものです。
でも、アメリカで正式な記念日となった1972年であり、その提唱から60年あまり後です。
母の日はカーネーションがシンボルになっているのに対し、父の日はバラがシンボルとなっています。
日本では、父の日には「黄色いリボン」を贈るよう推奨されたりもしています。
黄色いリボンは、幸せを呼ぶ象徴とも言われているからです。
2.ギフトの定番
最近の父の日は、以下のギフトが一種の定番となっています。
言葉を変えれば、人気のギフトとも言えます。
② 酒と肴(日本酒、ワイン、焼酎、洋酒)
③ 小物(財布、名刺入れ、ベルト)
③ ファッション小物(ネクタイ、ベルト、ハンカチ、帽子)
④ 衣服(ポロシャツ、パジャマ、甚平)
⑤ グルーミング商品(髭そりなど)
⑥ 靴・シューズ
⑦ DIY工具(日曜大工用工具)
⑧ 腕時計、アクセサリー
⑨ 健康グッズ(サプリメント、専用枕)
⑩ バラの花、盆栽
3.ギフト選びのポイントや注意点
この定番ギフトを見ると、結構なジャンル数になりますね。
このジャンルを参考に、ギフト選びのポイントを、何点かピックアップしてみたいと思います。
(1)リサーチ
まずは、何を望むのかリサーチしてみるのが良いと思います。
でも、お父さんの性格によっては、誰が直接聞いたとしても、「何でも良い。」と、恥ずかしがって正直に答えないかもしれません。
こんな場合、お母さんに最近のお父さんの様子、例えば、趣味の変化、仕事の忙しさ、健康状態、嗜好の変化、などを細かくヒアリングすると良いと思います。
(2)趣味
もし、昔からの趣味に変化が無ければ、その趣味を選考基準としても良いと思います。
でも、昔からの趣味を基準とする場合、注意点があります。
それは、主要品は選ばないことです。
強いこだわりがあるかもしれないからです。
例えば、ゴルフならクラブ、釣なら竿やリールなどです。
せっかく送っても、無用の長物となることも考えられます。
もし選ぶなら、その趣味の付属品や消耗品、他にも数があっても良いものが挙げられます。
例えば、ゴルフならゴルフウエアやシューズ、釣ならルアー、登山なら帽子やレインウエアなどです。
でも、お酒が趣味なら、酒の種類・量、そして美味しい酒の肴が増えることは嬉しい事なので、この注意点は当て嵌らないかもしれません。
(3)仕事
もし、お父さんが現役なら、財布や名刺入れの小物、ネクタイやベルトなどのファッション小物を選んでも良いと思います。
これらの小物は、レパートリーが増えるだけで、邪魔になることはありませんしね。
(4)健康グッズ・サプリメント
健康に気を遣って欲しいのなら健康グッズやサプリメントを贈っても良いと思います。
この場合、具体的な効能を記した自分の言葉で表した手紙を添えると、より良いと思います。
例えば、いびきが酷いので予防枕、膝が悪そうなのでグルコサミン、中性脂肪が高そうなのでEPA、などです。
このような、効能や送る理由の一言があれば、自分を気に掛けてくれていると喜んでもらえるのではないでしょうか。
(5)予算
あまり高価なギフトを送った場合、逆に気を遣わせてしまう場合があります。
それぞれの家庭事情にあった予算とすれば良いと思います。
だいたい3千円~1万円が相場のようです。
いきなり、分不相応な高級時計を送ったりしたら、心配させてしまいますよね。
(6)参考(我家の場合)
妻との検討の結果、鰻のグルメギフトを贈ることにしました。
義父は、見積作成、図面作成のデスクワークが多くなったものの、時には現場に出て肉体を酷使することもあるそうです。
ですので、精を付けてもらうためにも、鰻のグルメギフトを贈ることにしました。
それにしても、義父は70歳過ぎた今でも、配管埋設用の穴を10m以上も手掘りするのだから恐れ入ります。
4.最後に
父の日のギフト選びは、母の日の場合と比べ、気分的に楽な反面、実は面倒なのも事実です。
ですが、世のお父さんは、家族のために時には嫌な事や不本意な事にも堪えて、仕事に頑張っています。
また、既に定年後であれば、頑張ってきました。
ここで、お父さんが内心望むギフトが送られたなのなら、「家族は自分のことを理解してくれている。」と感激するし、今までの苦労も幾分和らぐかもしれません。
まあ、1年に1回の事ですし、感謝の意も込めて、お父さんの内心を探りつつギフト選びをしても良いのでは思います。
ここで一句、
父の日に 感謝の心 物に込め
では、また。